テジョンの安全工業の火災惨事で14人が死亡し60人が負傷した中、この工場で過去15年間に発生した7件の火災の大半が粉じんと油の残さが原因だったことが把握された。
24日テジョン消防本部によると、2009年から2023年まで安全工業で発生した火災は計7件である。このうち6件は作業工程で発生した高熱や火花が集じん機およびダクト内部の油汚れと粉じんに燃え移って発生したと調査された。
2009年1月には天井部位のダクト内の油の残さと鍛造機で発生した高熱のために火災が起きた。2012年4月には集じんパイプ内にある粉じんが鍛造作業時に発生した火花に着火して火災が発生した。
2017年1月、2019年7月には摩擦熱により集じん機内部の粉じんに着火してそれぞれ火災が発生したと調査された。
2023年5月には集じん機ダクト清掃作業中、火花がスラッジに落ちて着火し、同年6月にはレーザー溶接機で発生した火花が集じん機を伝って移動し、それぞれ火災が起きた。
ただし2020年9月に発生した1件の火災はたばこの吸い殻が原因と推定された。
安全工業は作業工程、会社規模上、総合点検、作動点検の2種類の自主点検を受けなければならない。安全工業が自主点検した結果を消防当局に報告し、欠陥を自ら措置した後に確認を受ける構造だ。
しかし実際には安全工業の自主点検項目32個には、切削油に由来する油の残さや油蒸気などの環境改善、換気扇や集じん施設の改善必要性に関する内容はなかったことが分かった。毎年の自主点検で指摘された事項も数十件を超えた。
2025年の総合点検では消火設備1カ所、警報設備14カ所、避難救助設備7カ所など計22カ所で不良事項が摘発された。作動点検でも消火設備3カ所、警報設備17カ所、避難救助設備2カ所など22カ所が指摘を受けた。
主に屋内消火栓へ送水するポンプ室の圧力不足による不良という消火設備の指摘が多かった。また1階の差動式感知器の脱落と不良、通路誘導灯の点灯状態不良などもあった。工場1階の加工ラインの相当数で、火災発生に備えた煙感知器が不良で交換すべきだという指摘も受けた。
テジョン・テドク区・ムンピョンドン所在の自動車部品会社である安全工業で20日午後1時17分ごろ発生した火災は、10時間30分で鎮火した。
この火災で事業所の従業員14人が死亡し、60人が重軽傷を負った。