グループ防弾少年団(BTS)のカムバック公演を前に15日、X(旧ツイッター)にこのような投稿が上がった。該当投稿の作成者は「仕事もしてBTSも見たい」と述べた。
BTSがソウルの光化門広場で開くカムバックコンサートに大規模な人出が押し寄せると予想され、短期アルバイトを求める需要が増えている。周辺の商店主の間では、いわゆる「BTS特需」への期待感も高まっている。
◇BTSも見てお金も稼ぐ
16日、求人・求職プラットフォームのアルバモンにはBTSカムバック公演関連のアルバイト募集が複数掲載されている。主な募集分野は会場の安全要員、都心地下鉄駅の安全管理、リストバンドの交付などだ。
業務強度に比べ時給が高い「おいしいアルバイト」として口コミが広がっている。光化門から市庁駅まで設置された27カ所のゲートごとに2人ずつ配置される安全要員アルバイトの場合、昼12時から深夜0時まで勤務し総額16万5000ウォンを受け取る。時給は1万6500ウォンで、今年の最低賃金(1万320ウォン)より約60%高い。
オンラインコミュニティなどでは「物流センターで一日中働くより時給が良い」「大規模な公演はむしろやることが多くないので、とりあえず応募してみるのが良さそうだ」といった反応が上がった。
安全要員アルバイトの求人担当者は「募集告知には54人と告知したが、人出を考えると100人まで雇用できる」とし「今、人を募っている業者が3〜4社ほどさらにあり、総雇用は最大500人程度だ」と述べた。
公演準備に関連する他の短期求人も登場した。イベント物品を設置するアルバイトは日給10万4000ウォン、公演当日の舞台補助アルバイトは時給1万5000ウォン水準だ。
◇経済効果1.2兆…商店主ら「BTS特需」に期待
BTSは3年9カ月ぶりに正規5集「アリラン(ARIRANG)」で戻ってくる。21日午後8時にソウルの光化門広場で開かれるカムバックコンサートには、ファンと市民など26万人が集まると予想されている。
韓国文化観光研究院は2022年の報告書で、BTSの国内コンサート1回当たり観光消費支出や交通費、宿泊費などから最大1兆2000億ウォンの経済的波及効果があると分析した。
公演を前に光化門一帯の商圏も慌ただしくなった。安全上の問題で光化門広場周辺の高層建物は出入りが統制されるが、統制区域外のカフェや飲食店は書き入れ時を見込んでアルバイトの募集に乗り出した。
世宗文化会館に入居しているあるカフェは、求人求職プラットフォームを通じて公演当日に1日働く短期アルバイトを雇用すると告知した。合計8時間勤務(休憩時間1時間を含む)で、時給は1万1500ウォン水準だ。
早々に店主はもちろん従業員まで公演日に出勤することにしたという反応も多かった。世宗文化会館近くのある粉食店(軽食の韓国料理)社長のA氏は「最近、外国人に粉食が人気だ」とし「これだけ多くの人が光化門に来れば食事もしなければならないだろうし、こういう時は当然商売をすべきではないか」と語った。
近隣でサンドイッチ店を運営するB氏は「人が押し寄せる分、回転率が速いテイクアウト専門店が有利だ」とし「平時より材料の発注量を1.5倍に増やし、働く人も1人多く確保しておいた」と述べた。