HK inno.N(195940)は胃食道逆流症治療薬「ケイキャップ」が経口用製剤分野で世界で初めて環境性的表示(EPD)を取得したと7日明らかにした。
HK inno.Nは2日(現地時間)にノルウェー・オスロで開かれたEPD認証書授与式でケイキャップ錠50㎎の認証書を受け取った。行事は国際EPDプラットフォーム「EPD-グローバル」と国際持続可能認証院(IGSC)が共同開催した。
EPDは原料生産から製造と流通に至るまで、製品の全過程で発生する環境影響を国際標準に基づき定量化し、第三者検証を経て公開する制度である。
ケイキャップ錠50㎎のEPDは今年6月にEPD-グローバルに登録された。これに先立ちIGSCがISO 14025を基準に独立検証を実施した。
HK inno.NはISO 14040とISO 14044の基準に従い、ケイキャップ錠50㎎の全過程評価(LCA)を実施した。評価範囲は原薬製造から製剤製造、包装、流通までである。患者の服用以後と廃棄段階は含めなかった。
製薬・バイオ業界では医薬品に特化した環境性算定基準がなく、EPD導入が限定的だった。英国規格協会(BSI)は昨年11月、医薬品環境性評価のための国際標準PCR(Product Category Rules)である「PAS 2090:2025」を発刊した。HK inno.Nは当該基準を適用し、ケイキャップ錠50㎎のEPDを確保した。
HK inno.Nは今回の認証を通じて、海外の顧客企業やバイヤーに製品別の環境性情報を提供できるようになったと説明した。サプライチェーン全般での炭素排出量算定と環境デューデリジェンス要求が増えるなか、EPDをESG関連の要求に対応する資料として活用できるという。
HK inno.N関係者は「医薬品全過程評価の標準が整備された直後にケイキャップ錠50㎎のEPDを確保した点で、K-製薬・バイオ業界の意味あるESG成果だ」と述べ、「今後、主要製品で環境性評価を拡大し、製品ポートフォリオ全般の環境情報管理体制を高度化する」と語った。
一方、ケイキャップはHK inno.Nが開発したP-CAB系の胃食道逆流症治療薬である。現在、韓国を含む20カ国で発売されており、技術輸出と製剤輸出を通じて55カ国に進出した。