原子力安全委員会(原安委)が8月に試運転過程で自動停止したセウル原発3号機に対する調査を終え、再稼働を承認した。調査の結果、原子炉出力を復旧する過程で運転員がタービン制御弁に関する設定値を誤入力したことが停止原因であると把握された。
原安委は4日、セウル3号機に対する事故調査を終結し、残る試運転試験のための再稼働を承認したと明らかにした。セウル3号機は8月11日に試運転試験の途中で自動停止した。
当時セウル3号機は原子炉出力80%の状態で送電を遮断する試験を実施した後、出力を再び引き上げる過程にあった。原子炉出力が33.9%まで回復した状況で、運転員が予期しなかったタービン発電機出力の変動を抑制するためタービン制御弁位置制限器の設定値を入力したが、弁が閉まる方向に値を誤設定したことで原子炉が自動停止したと調査された。タービン制御弁位置制限器は、弁が開く最大範囲を設定してタービンに流入する蒸気量が急激に増加するのを制限する装置である。
韓国水力原子力(ハンスウォン)は今回の事例を運転過程で発生した人的エラーとみなし、関連する試験・運転手順を補完することにした。タービン制御弁位置制限器を操作する際に設定値を再確認するよう手順を修正し、これを運転システムにも反映する一方、全原発の運転員を対象に今回の事例に関する教育・訓練を実施する計画だ。
原安委は調査過程で、非常用ディーゼル発電機が安全母線に接続され、安全設備である必須冷凍機4台のうち1台が手動で起動された事実も確認した。これに伴い、非常用ディーゼル発電機投入の過程が適切であったかどうかなどを追加で検討した。
原安委は調査結果とハンスウォンが提出した措置内容を検討したうえで、再稼働が可能だと判断した。ただし再稼働承認後も、残る試運転試験の過程と再発防止策の実際の履行状況を引き続き点検する方針である。