Huons Global(084110)の子会社ヒューオンスラボが自社開発の組換えヒトヒアルロニダーゼプラットフォームを前面に掲げ、皮下投与(SC)製剤への切り替え技術の活用範囲を広げている。
ヒューオンスラボは最近、「ハイディフューズ(HyDIFFUZE)」を適用した抗体医薬品SC組成物11種に関する国内特許登録を終え、国際特許出願(PCT)を進めたと31日明らかにした。今後は各国を対象に海外特許出願にも乗り出す計画だ。
今回特許を確保した抗体医薬品はペムブロリズマブ、ベバシズマブ、オビヌツズマブ、ラムシルマブ、ドナネマブ、イサツキシマブ、デュルバルマブ、ドスタルリマブ、セツキシマブ、リサンキズマブ、デュピルマブの11種である。ヒューオンスラボはそれぞれの抗体にハイディフューズを適用した後、非臨床薬物動態(PK)特性を評価した。
評価の結果、ハイディフューズを適用したSC投与群は、適用しなかったSC投与群よりも血中薬物濃度と体内薬物曝露量が高く示された。
抗体別の最大血中濃度(Cmax)は従来のSC製剤比で約113〜170%、薬物曝露量を示す血中濃度—時間曲線下面積(AUC)は約117〜162%の水準であった。ハイディフューズを適用すれば、抗体医薬品を皮下で投与した際に体内薬物曝露を高める可能性を確認したというのが会社側の説明だ。
ヒューオンスラボは、今回の特許が特定の抗体一つにのみ適用される技術ではない点に注目している。互いに異なる抗体医薬品11種にプラットフォームを適用して可能性を確認しただけに、今後多様な抗体医薬品のSC製剤転換に活用できるとみている。
ヒューオンスラボはハイディフューズを活用し、抗体医薬品のみならず抗体薬物複合体(ADC)など多様なバイオ医薬品のSC転換も推進中だ。最近では、ハイディフューズを適用したADC SC組成物に関する特許を登録した。
プラットフォーム自体の事業化も進行中である。ヒューオンスラボは自社開発の組換えヒトヒアルロニダーゼ単独完成品の品目許可を昨年12月に食薬処(韓国の食品医薬品安全処)へ申請した。現在、許可審査が進行中で、会社は年内の品目許可獲得を目標としている。