大熊製薬(069620)が医用画像人工知能(AI)企業プロメディウスと、胸部エックス線(X-ray)を活用した骨粗しょう症の早期スクリーニングに乗り出す。
会社はプロメディウスと、胸部エックス線ベースのAI骨粗しょう症リスクスクリーニングソリューション「オステオシグナル(Osteo Signal)」の国内販売・流通および共同販促契約を締結したと27日明らかにした。
両社は今回の契約を通じてオステオシグナルの国内医療機関への普及を拡大する。大熊製薬は全国の医療機関ネットワークと営業・マーケティングの強みを生かして市場拡大を推進し、プロメディウスは医用画像AI技術に基づき医療現場での適用を支援する。
オステオシグナルは、健康診断や一般診療で撮影した胸部エックス線画像をAIで分析し、骨粗しょう症のリスク度を提示するソリューションである。追加の撮影なしに既存のエックス線を活用して骨粗しょう症リスク群を選別し、骨密度検査など追加検査が必要な患者を見つけるのに役立つ。
オステオシグナルは国内の臨床研究を通じて技術的・臨床的根拠を蓄積している。2024年にウルサン科学技術院(UNIST)と米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)スマートヘルスセンターが共同主催した「2024デジタルヘルスケアチャレンジ」で、AIベースの骨粗しょう症スクリーニングソリューションとして優勝した。
両社は健康診断センターや病院・診療所など、胸部エックス線撮影が多い医療機関を中心にオステオシグナルの普及を拡大する計画である。
骨粗しょう症は骨折が発生するまで明確な症状がない場合が多く、診断が遅れやすい。リスクがあっても骨密度検査を受けず治療の時期を逃す患者もいる。AIを活用してエックス線撮影の過程でリスク群を選別すれば、追加検査と治療に結び付けられるというのが両社の説明である。
大熊製薬は既存の骨粗しょう症治療薬事業にAIベースの早期スクリーニングを加え、骨粗しょう症の管理領域を拡大する方針である。リスク群の発掘から精密検査、診断、治療までつなぐ統合管理モデルを構築する計画である。
イ・チャンジェ大熊製薬代表は「最近の医療現場ではAIを活用して疾患のリスクシグナルを早期に発見し、必要な患者を精密診断と適切な治療へつなぐ新たな医療パラダイムが重要になっている」と述べ、「オステオシグナルを通じて既存の胸部エックス線から骨粗しょう症リスク群を選別し骨密度検査と診断へつなぐ一方、治療段階では骨粗しょう症治療薬『ストボクロ』など大熊製薬の保有する治療オプションを通じ、早期スクリーニングから診断、治療までつながる骨粗しょう症統合管理モデルを構築していく」と語った。
ペ・ヒョンジンプロメディウス代表は「これまで国内外の研究を通じて蓄積してきた技術的・臨床的基盤に大熊製薬の強力な医療現場での実行力が加わっただけに、オステオシグナルが実際の医療現場で幅広く活用されるよう普及を本格化させる」と語った。