「てんかん(脳電症・てんかん)の新薬候補物質『オパカリム』をブロックバスター医薬品に育てる。」
イ・ドンフン SKバイオファーム(326030) 社長は26日、ソウル中区のウェスティン朝鮮ソウルで開かれた記者懇談会でこう述べた。SKバイオファームは、てんかん新薬セノバメートに続く次世代の新薬候補物質としてオパカリムを選定した。オパカリムを米国企業から導入するために約1兆1000億ウォンに達する投資を断行した。
てんかんは脳の特定部位にある神経細胞が異常に興奮し、反復して発作が起きる疾患である。オパカリムは既存医薬品より副作用が少ないとの評価を受ける。イ社長は「セノバメートにオパカリムまで加え、2030〜2040年にブロックバスター医薬品を2つ保有することを目標にする」とし、「米国で中枢神経系(CNS)治療薬に強い企業になる」と明らかにした。
◇米企業からてんかん薬候補『オパカリム』導入
SKバイオファームはこの日、米国のバイオヘブンからてんかん新薬候補物質オパカリムを導入すると公示した。オパカリムは発作を制御しつつ副作用を低減したとの評価を受ける次世代候補物質である。SKバイオファームが開発と商業化の権利を独占的に保有する。
オパカリムは現在、臨床第2・3相が進行中である。SKバイオファームは臨床結果に別段の問題がなければ2028年ごろに米食品医薬品局(FDA)へ製造販売承認を申請する計画だ。製品発売時期は2029年を目標とする。オパカリムの特許期間は2039年までと伝えられた。
SKバイオファームはバイオヘブンからオパカリムのライセンスイン(技術導入)契約を締結し、最大7億9500万ドル(約1兆996億ウォン)を投じる。契約金4億ドル(5532億ウォン)と、開発・承認段階に応じたマイルストン(技術料)3億9500万ドル(5463億ウォン)を含む金額である。イ社長は「セノバメートとオパカリムの強みを合わせ、米国で運動場(市場)を拡大する」と述べた。
◇「副作用が少なく…安全性が重要な患者に適合」
SKバイオファームは既にてんかん新薬セノバメートを保有している。これは米国FDAで2019年末に承認を受け、翌年からエクスコプリという名称で販売している。SKバイオファームの米国法人SKライフサイエンスが直販している。
イ社長は「セノバメートは効果が高く、てんかん専門医の間で重症患者によく効く薬として評価されている」とし、「専門医ではない医師は逆に副作用が少ない薬を処方する傾向があるが、この側面をオパカリムが補完できる」と明らかにした。
ユ・チャンホSKバイオファーム戦略部門長は「同じてんかんでも患者ごとに必要な医薬品は異なる」とし、「セノバメートは強力な効果が必要な患者に使用する医薬品で、オパカリムはそれより安全性が重要な患者に投与できる製品だ」と述べた。続けて「てんかん患者が初期から使いやすく、処方を広げられる利点がある」と明らかにした.