Celltrion(068270)がフランスのヘルスケア企業ジフレ買収を機に、欧州での直販戦略を病院から薬局へと拡大する。フランス全土に構築された約9000店の薬局営業網を活用して自社バイオシミラーの販売を伸ばし、現地で検証した薬局事業モデルをほかの欧州各国へ拡張する構想である.
Celltrionは5月に買収したジフレの買収後統合作業を終え、本格的な事業シナジー創出に乗り出すと18日明らかにした。会社によると、ソ・ジョンジンCelltrionグループ会長は最近フランス法人とジフレを訪れ、組織運営と営業網稼働状況、製品別販売戦略などを直接点検した.
ジフレはフランスで約9000の薬局と約800の病院に製品を供給している。一般用医薬品(OTC)と薬局医薬品(DM)、健康機能食品など約140製品も保有している.
Celltrionは既存のフランス法人が構築した病院・医療陣向けバイオ医薬品直販網にジフレの薬局営業網を結合する計画だ。とりわけ患者が直接投与する皮下注射(SC)製剤バイオ医薬品の販売拡大にジフレの薬局網を活用する。フランスでは2022年から一部バイオ医薬品の薬局での代替調剤が認められており、適用対象が拡大するなかで薬局の営業力がバイオシミラー競争力の一要素として浮上している.
Celltrionはまず骨疾患治療薬「ストボクロ-オセンベルト(成分名デノスマブ)」のフランス薬局での直販を準備している。今後、代替調剤対象のバイオシミラーが増える場合は薬局を通じた販売品目も拡大する方針だ.
Celltrionは自社製品と競合しない他社バイオシミラーやジェネリック、ヘルスケア製品などを導入し、薬局での販売製品群を広げる案も検討している。会社側は「薬局当たりの取り扱い品目を増やし、営業網の生産性を高める戦略だ」と説明した.
Celltrionグループのヘルスケア事業との連携も推進する。Celltrionスキンキュアのダーマコスメティックブランド「ジピダム」を来年初めにフランスの薬局に投入し、ジフレが販売・流通を担う予定である.
Celltrion欧州地域のキム・ドンシクグローバル担当장은「フランスで検証された薬局営業モデルを国別制度に合わせ、欧州全域へ段階的に拡張していく」と述べた.