世界最大の資産運用会社であるブラックロックが韓国のバイオ企業の株式を相次いで買い増している。HLB(028300)に続き、Alteogen(196170)柳韓洋行(000100)の持分まで攻勢的に積み増しており、単なる押し目買いではなく韓国の製薬・バイオ産業の成長可能性を高く評価したとの分析が出ている。

12日、業界によると、ブラックロックの運用主体であるブラックロック・ファンド・アドバイザーズと特別関係者は先月31日までに柳韓洋行の株式74万5717株を市場内で買い入れた。これによりブラックロック側の柳韓洋行保有株式は従来の403万9408株から478万5125株へ増加した。持分比率も5.07%から6.50%へと1.43%ポイント上昇した。先に6月に持分比率を4.36%から5.07%へ引き上げたのに続き、2カ月連続で投資比重を拡大した。

柳韓洋行は肺がん新薬「LECLAZA(成分名レイザーティニブ)」のグローバル販売拡大に伴う収益性改善が期待されている。LECLAZAのグローバル販売が伸びるなか、段階別技術料(マイルストーン)と販売に応じた経常技術料(ロイヤルティ)収益も増加すると見込まれる。

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ブラックロックはAlteogenへの投資も拡大した。先月31日にAlteogenの株式2万4273株を追加で買い付け、持分比率を従来の4.98%から5.03%へ引き上げた。

Alteogenの中核技術は、静脈注射(IV)製剤の医薬品を皮下投与(SC)製剤に切り替えるヒアルロニダーゼ・プラットフォーム「ALT-B4」である。

今年1月に英国グラクソ・スミスクライン(GSK)子会社テサロと4200億ウォン規模の契約を皮切りに、3月には米国バイオジェンと8675億ウォン規模の契約を締結した。今月初めにもグローバル製薬企業と5000億ウォン台の技術輸出契約を成立させるなど、技術輸出の成果を継続している。

とりわけブラックロックが最も攻勢的に持分を増やしたのはHLBである。

ブラックロックは3月にHLBの持分比率を5.01%へ引き上げたのに続き、6月には6.05%まで拡大してチン・ヤンゴン議長に次ぐ第2位株主となり、先月末には保有持分を7.15%までさらに増やした。

特にHLBが米国食品医薬品局(FDA)から肝がん新薬候補「リボセラニブ」と中国・恒瑞医薬の「カムレリズマブ」の併用療法について3回目の完全応答書簡(CRL)を受領した後も買いが続いた点が注目される。

ブラックロックは先月9日のHLBのCRL受領公示以降の10日から30日までにHLB株式85万5814株を追加で取得した。FDA承認の遅れでHLB株価が大きく下落した局面でも保有比重を高めた格好だ。

市場ではこれをめぐり、ブラックロックがHLBの新薬承認の可能性と長期的な企業価値を前向きに評価したのではないかとの見方も出ている。ただしブラックロック側は保有目的を「単純投資」と明らかにしており、具体的な投資背景を確認するのは難しい。

ブラックロックの韓国内バイオ投資は個別企業にとどまらず、全般的に拡大する様相だ。

6月末時点でブラックロックが韓国の上場企業のうち持分5%以上を保有する企業は計19社で、1年前より12社増えた。このうちバイオ関連企業はLG化学(051910)を含め4社と把握される。ブラックロックは年初にソウル事務所を開設して以降、韓国企業への投資接点を広げている。

市場では、最近韓国のバイオ株が調整局面にある中でもグローバル投資家の持分拡大が続いている点に注目している。単なる押し目買いを超えて、韓国のバイオ企業の技術競争力とグローバル事業拡大の可能性を高く評価した結果だとの分析である。

実際に最近、韓国の製薬・バイオ企業がグローバル製薬企業との技術輸出・共同開発・パートナーシップなどを相次いで成立させ、海外市場で地歩を広げる中で、海外機関投資家の関心も高まっているとの評価だ。

ソ・グニ・サムスン証券研究員は「海外の機関投資家は短期の値ざやよりも中長期の観点から企業を分析し投資する」と述べ、「現在の市場状況に関係なく韓国のバイオ企業への投資を決定したということは、韓国の製薬・バイオ産業全般の成長可能性を高く評価しているという意味だ」と語った。

ホ・ヘミン・キウム証券研究員は「海外最大の資産運用会社が韓国のバイオ企業と接点を広げていること自体が、過去の韓国バイオ業界ではまれだったことで、前向きなシグナルだ」と述べ、「最近相次いだ技術輸出の成果と、当該企業の海外投資家向け企業説明会(IR)が影響を及ぼしたと見ることができる」と語った。

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