人体組織ベースの再生医療企業 L&C BIO(290650)の膝軟骨治療材「メガカティ(MegaCarti)」が、手術後4年まで軟骨再生の状態と疼痛・膝機能の改善効果を維持したことが明らかになった。
会社はこれを踏まえ、今年下半期中に予定された新医療技術本評価と臨床適用の拡大に乗り出す計画である。
L&C BIOは、メガカティの4年中長期臨床結果がネイチャー系国際学術誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」オンラインに掲載されたと12日明らかにした。
メガカティは、人体由来の肋軟骨を脱細胞化した後、粒子形態に加工した軟骨再生用医療機器である。
今回の研究は、ヨンセ大医学部とコリョ大医学部、国民健康保険イルサン病院の研究陣が、既存の多施設無作為化対照臨床試験に参加した患者40人を対象に実施した。研究陣は、メガカティと微小穿孔術を併用した患者の磁気共鳴画像(MRI)と疼痛、膝機能、生活の質などを手術後4年まで追跡した。
MRIベースの軟骨再生評価指標であるMOCART総点は、手術後1年56.4点、2年58.3点、3年55.2点、4年54.2点となった。2年目に最も高い点数を記録した後に小幅下落したが、4年目の点数は1年・3年目と類似した水準であった。
患者が評価した臨床的改善効果は4年まで維持された。論文によれば、膝機能と疼痛などを評価したすべての患者報告結果指標が手術前より有意に改善した。とりわけKOOS総点と症状、生活の質の領域は1年から4年まで追加で改善する様相を示した。
論文は、メガカティを用いた微小穿孔術が4年追跡でMRI上の軟骨再生組織の質を1・3・4年の間で比較的類似した水準に維持し、臨床的改善も4年まで持続したと結論づけた。
先に2023年、研究陣は無作為化対照試験を通じて、メガカティ併用群が微小穿孔術単独群よりも手術後48週のMRIで軟骨再生組織の質が優れているという結果を発表した。
今回の研究は、メガカティの初期臨床効果を越え、4年間の中長期追跡データを確保した点に意味がある。会社はメガカティの新医療技術評価にも肯定的な影響を及ぼすと期待した。この会社は今年下半期中に進行される新医療技術本評価を控えている。
事業化も推進中である。L&C BIOはグローバル医療機器企業コンメッド(CONMED)と国内共同販売およびアジア主要国の独占販売契約を締結した。会社は臨床エビデンスの確保と新医療技術の適用拡大を土台に国内外販売を本格化する計画である。
L&C BIO関係者は「今回の研究を通じてメガカティの臨床エビデンスが初期効果から4年の中長期持続性まで拡大した」と述べ、「新医療技術本評価と臨床適用拡大を裏付ける根拠になると期待する」と語った。
参考資料
Scientific Reports(2026)、DOI: https://doi.org/10.1038/s41598-026-63052-7