SKバイオファーム(326030)はブラジルの製薬企業ユロファルマ(Eurofarma)と戦略的業務協約(MOU)を締結し、てんかん治療薬セノバメートを前面に掲げて中南米市場の攻略を本格化すると29日に明らかにした。
今回の協約は大統領のブラジル訪問に伴う経済使節団の日程に合わせ、ブラジルのサンパウロで締結された。イ・ドンフンSKバイオファーム社長は製薬・バイオ業界では唯一経済使節団に参加し、現地でのパートナーシップと事業拡大策を点検した。
両社はセノバメートの製品価値向上と中南米市場拡大をはじめ、中枢神経系(CNS)新薬パイプライン協力、希少てんかんの共同研究開発(R&D)、デジタルヘルスケア事業拡大などを推進することにした。
とりわけユロファルマの現地許認可・流通・営業網を活用し、セノバメートの発売国を段階的に増やし、中南米を代表するてんかん治療薬へと育成する計画である。
セノバメートはユロファルマを通じて8月にブラジルで発売される予定だ。先立って今年5月にペルー、6月にチリで発売されており、中南米最大の医薬品市場であるブラジル進出を機に市場拡大に弾みがつくと会社は期待した。
両社は既存の合弁会社「メンティスケア(Mentis Care)」を中心にデジタルヘルスケアの協力も強化する。モバイルアプリケーションと連携したデジタル医療ソリューションを高度化し、患者の発作管理とリアルタイムの健康モニタリングを支援するプラットフォームを開発する計画だ。
イ・ドンフンSKバイオファーム社長は「セノバメートの市場拡大はもちろん、CNSパイプラインと希少てんかんの研究開発、デジタルヘルスケアまで協力範囲を広げることになった」と述べ、「中南米の患者と医療従事者にセノバメートの価値を伝えられるよう、ユロファルマと緊密に協力していく」と語った。