ファン・ウソク元ソウル大獣医学科教授。/ News1

幹細胞論文の捏造で波紋を呼んだ元ソウル大学教授のファン・ウソクの韓国最高科学技術人賞(大統領賞)の受賞が、受賞から22年ぶりに取り消された。

15日、関係省庁によると、行政安全部は前日、ファン元教授の最高科学技術人賞の取り消しに関して国政管理システムを通じて大統領裁可を要請し、同日に裁可が行われ、受賞から22年ぶりに取り消しが最終確定した。これは、科学技術情報通信部が3月に行政安全部へファン元教授の韓国最高科学技術人賞の取り消しを要請したことによるものだ。

政府は2020年にもファン元教授の受賞を取り消したが、裁判所が手続き上の瑕疵を理由に処分を無効と判断し、手続きをやり直した。

韓国最高科学技術人賞は、韓国の科学技術の発展に大きく寄与した科学技術人に授与する国内最高の栄誉の賞である。受賞者には大統領賞とともに賞金3億ウォンを与える。ファン元教授は人の卵子を用いて体細胞を複製し、これから胚性幹細胞を作ることに成功したとして、2004年と2005年に国際学術誌「サイエンス」に相次いで論文を発表した。当時、世界の科学界はファン元教授の成果に驚きを禁じ得なかった。ファン元教授は2004年のヒト胚性幹細胞研究の成果が認められ、最高科学技術人賞と賞金3億ウォンを受け取った。

しかし2005年末、MBC「PD手帳」による疑惑の提起を皮切りに、研究手法と論文作成に対する論争が絶えなかった。結局、ソウル大学調査委員会が論文捏造と結論付け、ファン元教授は2006年4月に教授職を罷免された。科学技術情報通信部は同年、科学技術勲章創造章も取り消した。ただし、当時の韓国最高科学技術人賞は関連規定の不備により2020年になってようやく取り消された。ファン元教授はこれに対し、政府の表彰取り消し処分は違法だとして行政訴訟を提起した。

一、二審は、政府が処分に先立ちファン元教授に意見提出の機会を十分に保障しなかったなど、手続き上の瑕疵があったと判断し、処分を取り消すべきだとみた。大法院も2023年4月、同様の判断を確定した。

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