グラフィック=ソン・ミンギュン

上場から1年で株価が半値となりバイオ低迷の直撃を受けたGC Genome(ジーシージーノム)が「米国の膵がん診断市場の先取り」という勝負に出た。直近の1〜3月期に営業損益が黒字転換し体質改善の狼煙を上げたことから、下期に本格的な業績のターンアラウンドを実現できるか注目される。

GC Genomeの終値は上場初日の昨年6月11日の1万1100ウォンから19日に4850ウォンへと56%超下落した。バイオ株全般の投資心理が冷え込んだうえ、収益性がまだ期待ほど大きく出ていない影響だと証券街は分析する。

GC Genomeの今年1〜3月期の売上高は74億ウォンで前年同期比9%増だった。営業利益は1億4000万ウォンだ。前年1〜3月期の2500億ウォンの営業損失から黒字転換した。ハ・テギSangsangin Investment & Securities研究員は「下期に売上が集中する季節的特性がある」と述べた。

GC GenomeはGC Biopharmaの子会社で主力事業はジニプトである。ジニプトは妊婦の血液中に含まれる胎児DNAを分析し、胎児にダウン症候群のような染色体異常がある可能性を確認する。母体の年齢に関係なく、より安全な検査が可能だ。足元で出生児が増え、検査の需要が拡大しているという説明だ。

大腸がん、胃がん、肺がんなどを人工知能(AI)で早期スクリーニングする「アイキャンサーチ」も成長している。採血1回で10種類のがんが存在する可能性を予測する。必要な血液は10mLで、検査に7〜14日ほどかかる。競合より検査に要する期間が短く必要な血液量も少ないとの立場だ。

アイキャンサーチの取引先は2024年に35カ所から昨年は51カ所へと増えた。今年年末までに取引先を160カ所余りへ拡大することを目標としている。現在サムスングループの役職員健康診断とカンブクサムスン病院の生涯健康プログラムに導入された。そのほか企業と契約を締結しているという説明だ。

同社は膵がんを早期スクリーニングする「パンキャンサーチ」で米国進出を図っている。米国はがんスクリーニングの対象者だけで1億人を超え、潜在力の高い市場とされる。膵がんハイリスク群の患者も着実に増加している。

GC Genomeは今年中にパンキャンサーチの臨床を終え、早ければ年末に米食品医薬品局(FDA)へ革新的医療機器指定を申請する計画だ。革新的医療機器に指定されれば米国での製品発売が可能となる。早ければ来年に承認、2028年の商用化を目標としている。

同社は「米国市場の先取りに向け、単一がんスクリーニング製品を発売する計画だ」とし、「単一がんは臨床データの確保が容易で保険収載を迅速に進められるが、多がん早期スクリーニングは大量のデータが必要で初期参入が容易ではない」と説明した。

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