Alteogenは自社開発の組換えヒトヒアルロニダーゼ「ALT-B4」について、欧州特許庁(EPO)から物質特許の登録許与(Intention to Grant)決定を受けたと9日明らかにした。審査を完了した特許庁が登録すると通知したという意味である。Alteogenは欧州各国で後続の登録手続きを経て特許登録を完了することになる。
今回の特許登録によりAlteogenは米国に続き欧州でもALT-B4に対する独占的権利を確保する。会社はグローバル知的財産(IP)を強化するため、主要国でALT-B4関連の特許出願と登録を推進してきた。
ALT-B4は静脈注射(IV)製剤の医薬品を皮下注射(SC)製剤へ転換するAlteogenのプラットフォーム技術「ハイブロザイム(Hybrozyme)」の中核物質である。Alteogenはヒト由来ヒアルロニダーゼ(PH20)とは異なる種類のヒアルロニダーゼドメインを交差結合する「ドメインスワッピング(domain swapping)」技術を適用してALT-B4を開発した。
現在ALT-B4はMSD、アストラゼネカ(AstraZeneca)、グラクソ・スミスクライン(GSK)、バイオジェン(Biogen)、第一三共(Daiichi Sankyo)、インタス(Intas)などグローバル製薬企業7社とALT-B4に関するライセンス契約をそれぞれ締結しており、これを活用した皮下注射製剤の治療薬を開発中である。
ALT-B4を適用した最初の商用化製品はMSDの免疫がん治療薬キイトルーダSCである。同製品は米国で昨年発売され、ALT-B4プラットフォームの商業的価値を立証した初の事例と評価される。
ALT-B4は先に米国でも物質特許の登録を完了し、2043年まで独占権を確保した。会社は物質特許に加え、組成物特許や用途特許などを含む特許ポートフォリオを構築し、世界市場で知的財産権の保護を強化する計画である。
チョン・テヨンAlteogen代表理事は「ALT-B4は開発初期から多層的な特許戦略を考慮して設計したプラットフォーム物質だ」と述べ、「米国と欧州など主要市場で特許の成果が可視化されているだけに、グローバルパートナーに独占権が裏付けられた中核物質を提供できるようになった」と語った。チョン・テヨン代表理事は「今後もALT-B4の特許ポートフォリオを継続的に強化し、グローバルパートナーシップと商業化の基盤を拡大していく」と明らかにした。