4月22日、サムスンバイオロジクス上生労働組合の組合員が仁川・延寿区のサムスンバイオロジクス松島事業所前で賃上げなどを求め、闘争決起大会を開いている。/ニュースシス

サムスンバイオロジクス労働組合が会社側に賃金・団体交渉の再開を求め、回答期限を示した。労使対立が法廷闘争に悪化するなか、再び圧力を強めているということだ。労組は会社が期限内の交渉再開に応じない場合、既存の交渉懈怠での告訴件を補強するなど追加の法的対応に乗り出す方針だ。

9日、業界によると、サムスンバイオロジクス労組は8日、会社に賃金・団体交渉の再開を求める公文を発送し、回答を要請した。

パク・ジェソン サムスングループ超企業労組サムスンバイオロジクス相生支部長は記者との通話で「修正提示案を公式に提出し、交渉再開を求める公文も発送した」と述べ、「会社に回答を要請した状態だ」と語った。

労組は会社が交渉再開に応じない場合、追加の法的対応も検討中だ。先に労組は3月、会社とチョン・リム代表を相手取り、労働組合法上の交渉懈怠の容疑で告訴した経緯がある。

パク支部長は「会社が交渉よりも仮処分などの法的対応に集中していると見ている」とし、「労使問題が交渉ではなく司法手続で解決される前例が作られてはならないと考える」と主張した。

労組はサムスングループ超企業労組からの離脱を推進中だ。これにより労組は16〜18日に総会を開き離脱議案を上程し、24〜28日に組合員の賛否投票を実施する予定だ。結果により独自路線への転換可否が決まる。

これも闘争基調の弱体化ではなく、組織整備の観点だという立場だ。系列会社別の利害関係の違いとサムスン電子労組の交渉離脱以降、超企業労組の求心力が弱まったとの判断が背景にある。パク支部長は「超企業労組が共同案件を貫徹できず、交渉力強化の効果も大きくなかったと判断した」と述べた。

会社側が交渉を回避しているという労組の主張について、会社の立場は異なる。

労使は調整手続き以前まで数回にわたり交渉を進め、会社は交渉過程で修正案を継続的に提示してきたというのが会社側の立場だ。労組が要求案を調整し始めたのは最近だという話だ。

現在の労使間の争点は単純な賃上げ水準を超え、一部の団体協約の要求事項にまで拡大した。労組の要求案をめぐり、労使間の立場の隔たりは依然として大きい状況とされる。

サムスンバイオロジクスは先月、立場文を出し、労組側の要求について「現実的に受け入れ難く、交渉に難航してきた」とし、「特に企業の人事権、経営権に直結する要求事項は会社の立場で受け入れがたい要求だったため、交渉の接点を見いだすのが難しかった」と明らかにしたこともある。

労使間の法廷攻防も続いている。争議行為関連の仮処分事件の抗告審審問は5日に行われ、裁判部は双方に7月3日まで追加の書面提出の機会を付与した状態だ。労組は早ければ7月末に抗告審の結論が出ると予想した。労使ともに、当該の法的判断が今後の交渉構造と争議戦略に影響を及ぼす核心変数と見ているとされる。

会社関係者は「労使間の対話を引き続き続け、誠実に交渉に臨む計画だ」と述べた。

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