大熊製薬はアトピー治療薬「デュピクセント」のバイオシミラー(バイオ医薬品の後続品)を開発すると2日明らかにした。デュピクセントはフランス製薬大手サノフィと米リジェネロンが共同開発し、昨年売上高27兆ウォンを記録したブロックバスター医薬品である。
大熊製薬は最近、グローバルCDMO(バイオ医薬品の受託開発・製造)企業チャイムバイオロジクスとデュピクセントのバイオシミラー開発に向けた契約を結んだ。バイオシミラーの開発から生産、事業化まで協力するという説明だ。
デュピクセントは米食品医薬品局(FDA)が2017年にアトピー治療薬として承認し、国内には翌年導入された。デュピクセントの特許は2029年に満了する予定だ。大熊製薬のみならずChong Kun Dang pharmaceutical、Kyungdong Pharm、サムスンバイオエピスなど韓国企業がバイオシミラー市場の獲得を目指して競争に参入している。米食品医薬品局が承認したデュピクセントのバイオシミラーはまだない。韓国企業がバイオシミラー開発に成功し、デュピクセントの売上の5%だけを取り込んでも1兆ウォン台の売上を上げることができる。
デュピクセントは売上減が避けられない状況のなか、喘息、慢性閉塞性肺疾患などへと適応症を拡大している。適応症は医薬品の治療効果が見込まれる疾病や症状を意味する。適応症を広げれば医薬品を処方され得る患者が増え、市場を防衛できる。
大熊製薬はデュピクセントのバイオシミラーを、ナボタ(ボツリヌム毒素)に続く次世代品目として育成する計画だ。パク・ソンス大熊製薬代表理事は「バイオシミラー事業を本格化する契機になる」と明らかにした。