原子力安全委員会(原安委)がハンビット原発6号機の原子炉再稼働に向けた核心段階である臨界を許可した。
原安委は2月7日からハンビット6号機に対する定期検査を進めた結果、原子炉臨界前までに確認すべき検査項目で安全上の問題はないと判断し、27日に臨界を許可したと明らかにした。
臨界とは原子炉内で核分裂連鎖反応が安定的に続く状態を指す。平たく言えば、原子炉が本格的に出力を上げる前に、核分裂反応が一定に維持できるかを確認する段階だ。このとき生成される中性子の数と消滅する中性子の数が均衡すれば、原子炉は安定的な運転準備状態に入ったとみることができる。
今回の定期検査対象は計97項目である。原安委はこのうち臨界前に必ず実施すべき86項目の検査を終え、その結果、ハンビット6号機の原子炉臨界が安全に進められることを確認したと説明した。
検査過程で一部設備の整備も行われた。原子炉冷却材系統の小口径配管溶接部1カ所で欠陥が見つかり、これに伴い当該配管の整備方法が原安委の審議と許可を経て実施された。原安委は4月23日に整備方法を許可し、その後、計画どおり整備が完了したかも確認した。
原安委はこれと併せて設計基準事故に備えた受動触媒型水素再結合器(PAR)の交換状況も点検した。PARは事故時に原子炉格納容器内で水素が発生した場合にこれを低減する装置だ。
また原安委は、原子炉格納容器内部の電線管などに設置された防火バリアが関連技術基準に適合して設置されているかも確認した。防火バリアは火災発生時に電線や主要設備の損傷を防ぐための保護設備だ。
原安委は「現在までの定期検査結果を総合してハンビット6号機の臨界を許可した」と述べ、「今後、出力上昇試験など残る11件の後続検査を通じて原発の安全性を最終的に確認する計画だ」と明らかにした。