サムスンエピスホールディングス子会社のサムスンバイオエピスは、韓国リウマチ学会国際学術大会(KCR 2026)で自己免疫疾患治療薬「アダロチェ」の治療有効性と安全性に関する研究結果を発表したと18日明らかにした。
サムスンバイオエピスは14〜16日、ソウル・ヨイドのコンラッドホテルで開かれたKCR 2026に参加し、米アッヴィの自己免疫疾患治療薬「ヒュミラ(成分名アダリムマブ)」のバイオシミラーであるアダロチェに関する研究2件を公開した。
まず関節リウマチ・強直性脊椎炎患者488人を対象に実施した観察研究では、アダロチェ投与52週後に健康関連QOL指標(EQ-5D-5L)が平均0.09点改善したことが分かった。患者が自己評価した健康状態スコア(EQ-VAS)も平均11.90点上昇した。
またサムスンバイオエピスは、アダロチェが承認された全治療疾患の患者303人を対象とした市販後調査(PMS)の結果も発表した。調査の結果、異常事象発生率は29.7%、重篤な異常事象発生率は2.6%と集計され、会社側は既存の臨床試験で確認された安全性結果と同水準だと説明した。
既存のアダリムマブ製剤を使用していた患者をアダロチェに切り替えた場合でも疾患活動性スコアが安定的に維持され、バイオシミラーへの切り替え処方後も継続的な疾患管理が可能である点を確認したと会社側は付け加えた。
あわせてサムスンバイオエピスは、学会期間中に国内外の医療関係者を招いたシンポジウムを開き、自己免疫疾患治療の最新動向とガイドラインを共有した。展示会場内の企業ブースでは、医療関係者や業界関係者に製品と研究成果を紹介する場も設けた。
サムスンバイオエピスは現在、韓国でバイオシミラー11種類の品目許可を受けている。このうち自己免疫疾患治療薬4種類と希少疾患治療薬1種類は自社販売しており、眼科疾患・抗がん・骨疾患治療薬などは専門販売会社との協業を通じて供給している。
キル・ジフン サムスンバイオエピス メディカルチーム長(常務)は「国際学会での研究発表を通じて、当社製品が韓国の患者の治療とQOL改善に寄与する可能性を確認した」と述べ、「今後も高品質医薬品への患者アクセス拡大に向けて継続して取り組む」と語った。