Celltrionは抗がん剤と自己免疫疾患治療薬が欧州主要国でシェアと処方を同時に拡大していると16日に明らかにした。
抗がん剤「ベグゼルマ」(成分名ベバシズマブ)はフランスの主要な公的入札で相次いで落札し、供給を拡大した。ユニハ(UniHA)、アコム(HACOM)、グラプス(GRAPS)など公立病院の連合購買団体を中心に供給が進み、現地のベバシズマブ市場で過半のシェアを記録した。
同じ市場で「ハージュマ」(トラスツズマブ)と「トルキシマ」(リツキシマブ)も入札と供給を継続している。Celltrionはフランスで抗がん剤3製品すべてを供給している。
ドイツでは直販体制を基盤に処方の拡大が続いている。トルキシマとベグゼルマはリテール市場で処方1位を記録し、ハージュマは2位となった。
医薬品市場調査機関アイキュビア(IQVIA)によれば、2025年4四半期時点でベグゼルマは欧州のベバシズマブ市場で約30%のシェアを持ち、1位を維持している。
自己免疫疾患治療薬「アプトズマ」(トシリズマブ)はスペインのバスク、マドリード地域の入札と保健省傘下インゲサ(INGESA)の入札で供給企業に選定された。ポルトガルではオートインジェクターとバイアル剤形の双方で国家入札の第1順位供給地位を確保した。
ドイツではアプトズマの販売が増加している。皮下注(SC)剤形は今年第1四半期の販売量が前四半期比57%増となり、静注(IV)剤形は2月時点で前月比87%増加した。
アプトズマの販売拡大は「Yuflyma」(アダリムマブ)の処方増につながった。Yuflymaはアプトズマ発売以降、四半期ごとに約10%の成長を続けている。
Celltrion関係者は「製品ポートフォリオ拡大を基盤に欧州主要国で入札と処方が同時に拡大している」と述べた。