米国製薬企業ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)と柳韓洋行の肺がん抗がん剤併用療法が世界市場で急速な売上成長を示し、「K-新薬」の新たな歴史を書いている。
J&Jが14日(現地時間)に発表した2026年1〜3月期の業績によると、リブレバント・LECLAZA(成分名レイザーティニブ)併用療法の売上高は前年同期比82.2%増の2億5700万ドル(約3800億ウォン)を記録した。
これは前四半期(2億1600万ドル)比で19%増えた数値だ。2024年1〜3月期(4700万ドル)と比べると2年で売上規模が5倍以上に拡大したことになる。
LECLAZAは柳韓洋行が開発した第3世代EGFR変異非小細胞肺がん治療薬だ。2024年8月に米食品医薬品局(FDA)からリブレバントとの併用療法で承認を獲得し、米国市場に参入した。これは国産抗がん剤がグローバル標準治療オプション(一次治療)として採択され商業的成功を収めた初の事例とされる。
リブレバント・LECLAZA併用療法は、従来の単独療法に比べて耐性克服の可能性が高く、患者の生存率を有意に改善した点で高い信頼を得ているというのが医学界専門家の説明だ。
最近、静脈注射(IV)製剤だったリブレバントの投与時間を画期的に短縮した皮下注射(SC)製剤を発売し、処方の伸びに弾みがついたと分析される。リブレバントSC製剤は2025年12月にFDAの承認を獲得した。
四半期別のリブレバント・LECLAZA併用療法の売上推移を見ると成長トレンドは一段と鮮明だ。2024年1〜3月期に4700万ドルだった売上は、四半期ごとに階段状の成長を重ねて2024年10〜12月期に1億ドルを超えた。2025年からは成長に速度がついた。2025年1〜3月期1億4100万ドル、2〜6月期1億8000万ドル、7〜9月期1億9700万ドル、10〜12月期2億1600万ドルと四半期ごとに外形が拡大した。
地域別では米国市場が成長を主導している。米国売上は2024年1〜3月期の3600万ドルから今年1〜3月期に1億7500万ドルへと約4.8倍拡大した。同期間、海外市場(International)の売上は1100万ドルから8200万ドルへと7倍以上急増した。欧州とアジア市場でもシェアを迅速に高めているとの評価だ。
柳韓洋行にとって今回の業績は、単純な技術輸出(ライセンスアウト)の成果を超え、グローバル臨床と承認、実際の販売へとつながる「新薬開発の全周期的成功モデル」を完成させた点で意義が大きい。売上拡大に伴うロイヤルティ収益も柳韓洋行の下半期業績にプラスの影響を与える見通しだ。
製薬業界関係者は「リブレバントとLECLAZA併用療法は、いまやグローバルの肺がん治療市場で名実ともに標準治療として定着した」と述べ、「韓国の製薬企業が開発した新薬がグローバル・ビッグファーマの中核ポートフォリオ内で売上成長をけん引する『キャッシュカウ』の役割を果たしているのは非常に鼓舞すべきことだ」と明らかにした。
一方、J&Jは今年の通年売上目標を従来見通しより上方修正し、中央値ベースで1008億ドル(約148兆ウォン)を示した。J&Jの歴史で初めて通年売上1000億ドルを突破する計画だ。