Ildong Pharmaceuticalが13日に取締役会を開き、新薬研究開発(R&D)系子会社であるユノビアを吸収合併することを決議したと明らかにした。
今回の合併は新株を発行しない無償増資のない小規模合併方式で進め、合併比率は1対0である。株主確定基準日は4月30日、合併期日は6月16日である。
会社側は「経営環境の不確実性が高まる状況で事業競争力を高め、運営の安定性を確保するための決定だ」と述べた。
今回の合併を通じ、これまで別法人として運営してきた研究開発機能を本社に統合し、R&D資産を内在化する。先立ってIldong Pharmaceuticalはユノビアを通じて肥満治療薬(GLP-1RA)候補物質の第1相臨床の主要指標(トップライン)データを確保しており、消化性潰瘍治療薬であるP-CAB系新薬「パドプラザン」は第3相臨床に進入するなど成果を上げてきた。
Ildong Pharmaceuticalは今回の合併を機に、当該パイプラインの技術輸出(ライセンスアウト)と商業化にスピードを上げる計画である。あわせてグループ次元の研究開発戦略を再整備し、組織間の協業体制を強化して新薬開発能力を引き上げる方針である。
会社は吸収合併の決定背景として、薬価制度改編など製薬産業を取り巻く環境変化に対応しようとする趣旨だと説明した。
政府はジェネリック(後発薬)医薬品の価格を引き下げ、これにより確保された健康保険財源を新薬R&Dに投資する構造転換政策を推進中である。薬価引き下げ圧力などで製薬会社の収益性が揺らぎ得るだけに、研究開発組織を分散するより本社に統合して経営効率性と対応力を高めるという趣旨が反映されたとみられる。
市場の一部では商法改正案に関連して先制的に対応しようとする目的も内包しているとの見方もある。金融委員会は今年6月までに「重複上場の原則的禁止」を骨子とする取引所の上場・公示規定改正と資本市場法改正案を用意する計画である。重複上場とは、親会社が上場している状態で中核子会社を改めて株式市場に上場させることを指す。