支持構造なしの積層造形(3Dプリンティング)工程で製造したドーム型チタン高圧タンク。/イノスペース

民間宇宙発射体企業のイノスペースが、チタン素材の高精密部品を支持構造なしで金属積層造形(3Dプリンティング)できる革新プロセスを韓国で初めて商用化し、先端製造分野での事業拡大に拍車をかけている。

イノスペースは9日、複雑な曲面形状の金属部品をより効率的に製作できる新規プロセス技術を確保し、これを基に宇宙・防衛分野の高付加価値部品市場攻略を本格化していると明らかにした。

従来の金属積層造形プロセスでは、形状変形を防ぐために内部支持構造を設置するのが一般的だった。だがこの工程は後処理作業を増やして生産時間を遅らせるうえ、設計自由度を下げる限界として指摘されてきた。

一方イノスペースは、高難度のプロセス制御技術を適用し、従来のレーザー・パウダーベッド溶融(LPBF)装置環境でも支持構造なしで安定的な品質を実現することに成功した。

イノスペースは当該プロセスで生産した高精密・高信頼部品を2025年12月に韓国の宇宙航空企業へ供給し、実適用と検証まで終えた。会社によると、このプロセスは従来方式と比べて後処理段階を大幅に減らし、製造時間を2.5倍短縮した一方、コストは最大40%まで削減する効果を確認した。

設計自由度が高まった点も強みである。より柔軟な形状実装が可能になり、部品の軽量化と性能改善が可能となった。これにより、宇宙輸送と防衛分野で求められる高信頼性部品を一段と安定的に供給できる基盤を整えた。

今回の技術は、球形やドーム形のように製作難度が高い構造物を、時間とコストの面で効率的に生産できるのが特徴だ。イノスペースが「ハンビット」宇宙発射体の開発過程で蓄積した技術力を実際の製造事業へつなげた点でも意義が大きい。

キム・スジョン・イノスペース代表理事は「金属先端製造産業は高い技術参入障壁と厳格な品質検証基準が求められる分野であり、核心技術の確保可否が事業の拡張性と収益性を左右する」と述べ、「イノスペースは発射体開発過程で積み上げてきた積層造形ベースのディープテック能力を土台に、宇宙・防衛、衛星構造体など高付加価値部品市場へ事業を広げ、グローバル競争力の強化に取り組む」と語った。

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