治療が難しく院内拡散リスクが大きいスーパー真菌「カンジダ・アウリス」感染症が国家の管理対象に含まれた。
疾病管理庁は29日からカンジダ・アウリス感染症を第4級法定感染症に指定して管理すると27日明らかにした。医療行為の過程で発生する感染症としても併せて分類される。
カンジダ・アウリスは真菌の一種で、感染患者や保菌者との接触、汚染された医療機器・環境、医療従事者の手などを通じて伝播する。特に抗真菌薬に対する耐性が高く治療が難しく、病院環境で長期間生存する特性があり管理が厄介だ。
免疫が弱い患者には致命的になり得る。血流感染(敗血症)などに進行すると死亡に至る可能性があるため、早期診断と隔離が中核の対応手段とされる。
この感染症は2009年に日本で初めて報告された後、世界の約60カ国に拡散した。米国と欧州では医療機関を中心に発生が増加している。世界保健機関(WHO)はこれを「最上位リスク病原体」とし、米国疾病対策予防センターは「緊急脅威病原体」に指定した。
韓国でも最近、より危険なタイプの感染事例が相次ぎ、国家レベルでの対応の必要性が提起されてきた。
今回の指定により全国368カ所の医療機関を中心に標本監視が行われる。患者と保菌者に対する申告体制が稼働し、院内の感染拡散の様相もより精緻に把握できるようになる。隔離入院料には健康保険が適用され、医療機関と患者の負担も軽減される見通しだ。
保健当局は感染が疑われる場合、検査結果の前であっても直ちに患者を隔離し接触予防策を適用するよう勧告した。長期入院患者、集中治療室の患者、免疫低下者などは特に感染リスクが大きいとされる。
疾病管理庁は感染管理指針と治療勧告案を策定して医療機関に配布し、現場の対応能力を強化する方針だ。
イム・スングァン疾病管理庁長は「今回のカンジダ・アウリス感染症の第4級感染症指定は、医療機関内で拡散リスクが大きい多剤耐性真菌感染症に対して国家レベルの管理体制を構築する契機だ」と述べ、「今後、監視体制を運用して疫学データを蓄積し、診断・治療および感染管理体制を高度化する」と明らかにした。
一方、法定感染症は1〜4級に分類されている。1級が深刻度、伝播力、隔離水準などの面で最もリスクが大きいと評価される。4級感染症はカンジダ・アウリスを含め、インフルエンザ、梅毒、手足口病、ヒトパピローマウイルスなど計24種である。