政府が人工知能(AI)時代の科学技術競争力強化に向け、国家レベルの「K-ムーンショット」プロジェクトを推進する。分散した研究資源と能力を束ねて国家ミッション中心に研究開発(R&D)を再編し、民間の専門家中心の運営体制で成果を上げる構想である.
科学技術情報通信部は国家AI戦略委員会の第2回全体会議で「K-ムーンショット推進戦略」を議決したと25日明らかにした.
政府は2030年までに被引用上位1%論文の占有率を4.1%から8.2%へと2倍に引き上げる目標を示した。2035年までには科学技術AIを活用し、8大分野12大国家ミッションの解決に挑戦する.
核心は「国家科学AI統合プラットフォーム」の構築である。政府はAI専用研究データ、グラフィックス処理装置(GPU)、AIモデル、自律実験室、AIエージェントなどを統合支援し、スパコン6号機の物量などを活用して科学技術AI向けGPUを8000枚以上確保する計画だ.
また政府出資研究機関・科学技術院などの研究データを開放し、データの標準化と共有インセンティブの仕組みを整える。バイオ、素材、二次電池、半導体・ディスプレー、地球科学、数学の6大分野には4640億ウォンを投じ、科学特化型AIファウンデーションモデルを開発する.
国家ミッションの候補としては、先端バイオ、未来エネルギー、フィジカルAI、宇宙、素材、AI科学者、半導体、量子など8大分野12件の課題が提示された。政府は来月、専門家の検討と省庁横断の協議を経て最終ミッションを確定する予定だ.
K-ムーンショットは民間のプログラムディレクター(PD)中心で運営する。ミッション別PDが既存事業の調整と新規大型R&Dの企画、課題・予算の統合調整を総括し、政府はこれを下支えする特別法の制定も進める.
裵慶勲(ペ・ギョンフン)副総理兼科学技術情報通信部長官は「政府発足以降、国家AI戦略委を中心に官民が共に総力を挙げた結果、韓国もAI三強の土台を築いた」と述べ、「いまは国民が体感できる課題を具体化し、スピード感をもって履行すべき時期であるだけに、すべての部処が本格的な成果創出に向けて協力することが重要だ」と強調した.