ヒューオンスがG6PD(ブドウ糖6リン酸脱水素酵素)・ビタミンC血中濃度の検査が可能な体外検査機器を導入し、体外診断用医療機器事業に乗り出した。
ヒューオンスは㈱ラプレと「ドクターラプレR1アナライザー(Dr.Rappeler R1 Analyzer)」、ストリップ3種に関する国内独占販売契約を結んだと30日明らかにした。ラプレは2018年にビタミンベース治療薬・診断機器の開発を目標に設立された韓国企業である。
ドクターラプレR1アナライザー(Dr.Rappeler R1 Analyzer)は食品医薬品安全処(韓国の医薬品・医療機器規制当局)の医療機器1等級の許可を受けた体外診断用医療機器だ。1台の装置で消耗品であるストリップを使い分け、G6PD数値またはビタミンC血中濃度を検査できる。医療現場で4分以内に結果を確認でき、活用度が高い。
2つの検査は高用量ビタミンC注射剤の投与前後に実施し、投与の安全性を確保し効果を確認する検査として活用される。高用量ビタミンC注射剤の投与は血中濃度400mg/dLを目標にがん治療として脚光を浴びている。ただし高用量ビタミンC投与前にはG6PD検査を必須としている。
G6PDは赤血球を有害物質から保護する酵素である。体内で不足している場合、高用量ビタミンC注射剤の投与時に溶血性貧血などの副作用が起こりうるため、ビタミンC処方前に検査が行われる。
ビタミンC血中濃度検査はビタミンC注射の投与前後に実施することで、投与の効果を正確な数値で確認できる。
ヒューオンスはビタミンC注射剤「メリットシー」を使用する病院・医院を中心に「Dr.Rappeler R1 Analyzer」を市場に定着させる方針だ。
ヒューオンスは専門医薬品、一般用医薬品、医療機器など総合ヘルスケアのポートフォリオを保有している。とりわけ高用量ビタミンC注射剤「メリットシー」を中心にビタミン治療分野で市場をリードしている。
ヒューオンス関係者は「ラプレR1はビタミンC注射剤の治療効果を最大化し、副作用を最小化できる製品だ」と述べ、「高用量ビタミンC注射剤『メリットシー』と連携し、カスタマイズされた精密医療環境の構築に寄与する」と語った。
一方、2021年に先立ちHuons GlobalとラプレはビタミンC分野での協力に向けた戦略的事業提携協約を締結した経緯がある。