宇宙航空庁と韓国天文研究院(KASI)は、超極微光天体の捕捉を目指す国産望遠鏡「ケイ・ドリフト(K-DRIFT)」第1世代が初の画像観測に成功したと27日明らかにした。超極微光天体は夜空の背景より数千倍暗く、観測難度が高い対象とされる。
ケイ・ドリフトは「KASI Deep Rolling Imaging Fast Telescope」の略で、望遠鏡内部の散乱光を抑え、背景天空値の揺らぎを低減して、極めて淡い天体を鮮明に観測することに焦点を当てた装置である。
宇宙庁は、今回初画像を確保した第1世代は口径0.5mの小型光学望遠鏡だが、広視野性能と超極微光特化技術を組み合わせ、超極微光探査効率を従来比で約20倍引き上げたと説明した。視野角はルビン天文台(Vera C. Rubin Observatory・口径8.4m)より2倍以上広く、満月100個に相当する面積を一度に観測できる。
ケイ・ドリフトを開発したコ・ジョンワン天文研責任研究員の研究チームは、2024年6月に普賢山天文台で試験観測により性能を点検した後、最近チリのエルサウセ(El Sauce)天文台に設置して初画像を得た。
研究チームは進行中の試験観測を終えたのち、上半期内に南半球の夜空を対象に超極微光の画像探査を本格化する計画である。さらに、今回の地上観測の成果を踏まえ、天文研の戦略研究事業である「韓国型広視野宇宙望遠鏡」のプロトタイプ開発と深宇宙全天画像探査へと研究範囲を拡張する構想である。
カン・ギョンイン宇宙庁宇宙科学探査部門長は「純粋な国内技術で開発したケイ・ドリフトは、超極微光観測の基盤技術を確保した点で意義が大きい」と述べ、「地上での成功した観測を土台に、今後の宇宙軌道での広視野観測に向けた宇宙望遠鏡開発につながるよう、研究協力エコシステムの構築を積極的に支援する」と明らかにした。