食品医薬品安全処が市販されている28種類の二日酔い解消製品について、ヒト適用試験をはじめとする実証資料を検討した結果、25品目で二日酔い解消効果が確認されたと29日に明らかにした。
これは上半期に実施した実証で資料が不十分として補完資料を提出した4品目と、6月時点で新たに生産されたか生産予定の24品目を対象に、実証資料の客観性と妥当性を確認した結果である.
先に食薬処は6月に二日酔い解消剤89品目を検討した結果、80品目(89.9%)で二日酔い解消効果を確認した。
当時食薬処はグラミの「ヨミョン808」、「ヨミョン1004 天使の幸福」、広東製薬の「広東 男男 濃いハトムギ茶」など9品目について実証資料の補完を要請した。その後資料を提出した4品目のうち「ヨミョン808」、「ヨミョン1004 天使の幸福」、「広東 男男 濃いハトムギ茶」の3品目は実証資料の客観性と妥当性が確認され、二日酔い解消効果が認められた。
一方で実証補完資料を提出しなかったジョア製薬「ジョアオオアザミゴールド」、MILAE BIORESOURCESの「チュダンカンビョン(酒當簡便)」、ベルベットケア「酒が抜けるピーナッツ」、ケージーイー「宿酔エン」、ハンプン製薬の「ハンプン宿酔エン プラス」5品目については9月に二日酔い解消の表示・広告禁止措置が下された。
今回新たに実証の妥当性が確認された製品には、ロッテ七星飲料の「ケスッカン」、HKイノエンの「コンディション ゼロ スパークリング」、「コンディション丸」、ユハンヤンヘン「ネイルN スパークリング」などが含まれた。
上半期に実証資料の補完対象だったフィジカルニュートリ「チュサンム」、ケイエスハニ「チュダン秘策(飲料)」、「チュダン秘策(丸)」の3品目は、実証資料が客観性・妥当性を備えていないと判断され、来年から二日酔い解消の表示・広告が禁止される。
食薬処は今年1月から、ヒト適用試験など科学的資料を備えた場合にのみ二日酔い解消の表示・広告を認める制度を施行している。食薬処は「今後も食品に対する無分別な機能性表示・広告から消費者を保護し、正しい流通秩序を確立するため、機能性表示・広告の実証と不当広告のモニタリングを強化する計画だ」と明らかにした。
当初販売されていた二日酔い解消剤177品目のうち88製品は試験に応じなかった。追加資料を提出しなかったか実証を通過できなかった6製品まで含めると、94製品が市場から消えることになる。