国立消防病院が2026年6月忠清北道で302床正式開院へ

国立消防病院が2026年6月に忠清北道陰城郡で正式開院すると25日に明らかにした。消防公務員を治療し、リハビリと回復を支援する。地域の救急センターを運営し、119の救急搬送が可能である。重症・救急・必須医療を担う地域の中核病院の役割を果たす。

国立消防病院は延べ面積3万9,000㎡（1万1,797坪）規模で建設される。地下2階〜地上4階に302床を備え、19の診療科を運営する。前日にリハビリテーション科の試験診療を開始し、29日には内科、外科、産婦人科、小児青少年科の外来診療を拡大する。試験診療期間は消防公務員と家族を診療し、2026年3月には地域住民を対象に診療を拡大する。その後、病棟、手術室、救急室を整え正式開院する。

病院は高圧酸素室を備える計画だ。消防公務員は火災・救助の現場で国民の生命を守る中で、やけどを負ったりガス中毒になるおそれがある。このような場合、高い圧力が形成された治療室で純度100%の酸素を吸入しながら回復できる。ヘリパッド（ヘリコプター離着陸場）も設置し、災害や救急の状況に迅速に対応する方針である。

国立消防病院は消防庁が設立し、ソウル大学病院が受託運営する。クァク・ヨンホ国立消防病院長は「消防公務員と国民の双方から信頼される地域中核の公立病院となるようにする」と述べた。