米メリーランド州ロックビルにあるヒューマンゲノムサイエンシズのバイオ医薬品生産施設の全景。/サムスンバイオロジクス

サムスンバイオロジクスは22日、グローバル製薬企業グラクソ・スミスクライン(GSK)と、米国メリーランド州ロックビルに位置するヒューマン・ジノーム・サイエンシズ(Human Genome Sciences、HGS)のバイオ医薬品生産施設の譲受契約を締結したと明らかにした。

これによりサムスンバイオロジクスは米国内で初の生産拠点を確保した。

譲受主体はサムスンバイオロジクスの米国子会社である「サムスンバイオロジクス アメリカ」だ。譲受金額は2億8000万ドル(約4147億ウォン)である。資産譲受の手続きは来年1〜3月期内に完了する予定だ。

ロックビル生産施設は、米国メリーランド州のバイオクラスター中心地に位置する総6万L(リットル)規模の原薬(DS)生産工場で、2棟の製造棟で構成されている。

当該施設は臨床段階から商用生産まで多様な規模の抗体医薬品生産を支援できるインフラを備えている。

サムスンバイオロジクスは既存生産品目に関する契約を承継し、大規模な受託生産(CMO)の数量を安定的に確保した。

同社はそのため、工場運営の経験と専門性を備えた現地人材約500人を全員雇用承継し、運営の安定性を確保したと説明した。会社側は「中長期の需要と稼働状況を踏まえ、生産能力の拡大など追加投資も検討する方針だ」と述べた。

サムスンバイオロジクスは今回の譲受を通じて、韓国・松島と米国・ロックビルを結ぶ二元化した生産体制を構築し、グローバル顧客に柔軟で安定的な生産オプションを提供する考えだ。これにより北米顧客との協業基盤を拡大し、地域別の供給環境の変化への対応力を強化して、受託開発生産(CDMO)の競争力を一段と引き上げる計画である。

ジョン・リム サムスンバイオロジクス代表理事は「今回の譲受はグローバル・ヘルスケア産業の発展と米国内の製造能力強化に向けた当社の戦略的決定だ」と語った。

ジョン・リムは「連邦・州・地方政府などとの協力を基盤に顧客支援とバイオ医薬品の供給安定性を強化し、豊富な経験を持つ現地人材との協業によってロックビル施設の競争力を継続的に高めていく」と述べた。

レジス・シマールGSKグローバルサプライチェーン総括社長は「長期パートナーであるサムスンバイオロジクスがロックビル生産施設を譲り受けたことで、主要医薬品の米国内生産を安定的に維持できるようになった」と述べた。続けて「これによりGSKもグローバル供給網運営の安定性と対応力を一段と強化できるだろう」と語った。

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