一洋薬品が通化一洋の未配当利益約180億ウォンを回収へ

一洋薬品は10日、中国の合弁会社である通化一洋に提起した未配当利益金の配当請求訴訟で最終勝訴したと明らかにした。これにより一洋薬品は3年以上凍結されていた未配当利益金の全額を回収することになった。

会社によると、最終審である中国吉林省高級法院は最近の判決を通じ、通化一洋が保有している未配当利益金約180億ウォンを一洋薬品と関係者に配当として支給するよう命じた。

先に中国の1、2審の裁判所は「通化一洋側が利益配当に同意しない事由は合理性を欠き、これは韓国の株主の利益を侵害する中国側株主の権利濫用行為と見なされる」と判断した。

一洋薬品は回収する配当利益金を「財務的安定性を高め、中国市場で新たな販路を開拓するために充てる予定だ」とし、「戦略的な事業拡張を通じて売上増加を実現し、市場支配力を確固たるものにする」と述べた。