GC Biopharmaグループのデジタルヘルスケア子会社アイクプは、大熊製薬と戦略的パートナーシップを締結したと8日に明らかにした。
両社は、アイクプのリアルタイム血糖モニタリングプラットフォーム「ラボコネクト連続血糖測定器（CGM）ライブ（Live）」を大熊製薬のスマート病床モニタリングシステム「シンク（thynC）」に搭載する方案を共同で推進する。
CGM Liveは9月に発売された病棟用連続血糖モニタリングプラットフォームで、▲管理患者統合ダッシュボード ▲自動データ収集 ▲異常血糖アラート ▲投薬管理 ▲患者別通知などの機能を備える。
大熊製薬は「シンク」を中心にデジタルヘルスケア事業を速やかに拡張しており、病床モニタリングのみならず、生体信号ベースの医療データを電子カルテ（EMR）と連動する統合デジタル病院環境の構築にも速度を上げている。
両社は今回の協力により、シンク内でリアルタイム血糖とバイタルサインを併せて管理する統合モニタリング体制が可能になるとみている。特に集中治療室・ハイリスク病棟では安全性と業務効率が同時に高まる見通しだ。
現在、大半の病棟では看護師が複数回病室を訪れて直接血糖を測定しなければならず、患者も反復的な採血や夜間採血で不便が大きかった。CGM Liveを導入すれば連続測定が可能となり、看護人員の負担軽減、患者の不便最小化、血糖管理の品質向上といった効果が期待される。
チョ・ジェヒョンアイクプ代表は「大熊製薬の全国営業網とCGM Liveの技術力が結び付けば、韓国の病棟における血糖管理の新たな標準を提示できるだろう」と語った。
イ・チャンジェ大熊製薬代表は「今回の協力はスマート病床モニタリングを超え、入院患者総合管理ソリューションへ拡張する第一歩だ」と述べ、「CGM Liveを通じて医療陣のモニタリングの利便性を高める実質的なソリューションを提供する」と明らかにした。