健康保険審査評価院は米イーライリリーの糖尿病・肥満治療薬「マンジャロ(成分名チルゼパチド)」を糖尿病の補助治療として使用する場合、健康保険の給付を適用する価値があると判断した。
4日、審評院によると、この日に開かれた薬剤給付評価委員会(薬評委)は、マンジャロが成人2型糖尿病患者の血糖コントロール改善を目的とする食事・運動療法の補助剤として給付適正性を備えたと決定した。
薬評委は抗がん剤を除く一般の新薬が健康保険に参入するために必ず経なければならない最初の関門である。この段階を通過してこそ国民健康保険公団と薬価交渉に入れる。
マンジャロは今回の評価を通過し、給付参入の可能性を確保した。薬価交渉の過程で大きな変数がなければ、来年上半期中に他の糖尿病治療薬との併用投与時に保険適用が可能になると見込まれる。
この日、薬評委はマンジャロのほか、米アッヴィのリンパ腫治療薬「エプキンリ」、サムオ製薬の小児軟骨無形成症治療薬「ボックスゾゴ」、スイスのメディソンファーマの多発神経障害治療薬「アンブトラ」についても給付適正性があると判断した。
一方、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)子会社ヤンセンの肺動脈性高血圧治療薬「オプシンビ」、日本の三菱田辺ファーマの貧血治療薬「バダネム」は、薬評委が提示した水準まで薬価を引き下げる場合に限り、給付参入の議論が可能だと判断した。
一方、給付市場からの退出危機に置かれていた東亜STの「スティレン」(ヨモギ抽出物)は費用対効果を満たすならば給付適正性があると評価された。審評院が提示した低い薬価を受け入れれば保険収載を維持できるという意味である。慢性腎不全患者の尿毒症治療薬「球形吸着炭」も同じ条件が適用された。