SKバイオファームのロゴ。/SKバイオファーム

SKバイオファームは2日、ドイツのGMP(医薬品の製造・品質管理基準)等級の放射性同位元素(Radioisotope, RI)専門企業エッカート・エンド・ツィーグラー(Eckert & Ziegler)からアクチニウム-225(225Ac)の供給を受ける契約を締結したと明らかにした。

会社は、今回の契約によりSKバイオファームが欧州地域のアクチニウム-225供給網を構築し、放射性医薬品(Radiopharmaceutical Therapy, RPT)の安定的な開発環境を整備することになったと説明した。

アクチニウム-225は高いがん細胞殺傷力を持ちながらも副作用が少なく、次世代の抗がん治療薬として注目されるRPTの中核原料である。ただし世界的な生産量が極めて限られており、安定的な原料確保はRPT開発成功の鍵となる要因とされる。

会社は、今回の契約により既存の北米中心の需給構造から脱し、欧州内の独立した供給元を確保して希少原料であるアクチニウム-225の供給安定性を大きく強化した点に意義があると述べた。

SKバイオファームは安定的なアクチニウム-225の供給を基にRPT分野の研究開発を加速する計画だ。会社は社内研究課題とイノーガニック成長戦略を並行し、RPTパイプラインを拡大して次世代抗がん治療薬の開発能力を強化している。

2024年に最初のRPT候補物質としてフルライフテクノロジー社の「SKL35501」を導入し、現在、第1相入りに向けた治験計画(IND)提出を準備中である。最近、ウィスコンシン大学の技術移転機関(WARF, Wisconsin Alumni Research Foundation)から2番目の候補物質「WT-7695」を追加導入し、研究ポートフォリオの多角化を一段と進めた。

ハラルト・ハッセルマン博士(Dr. Harald Hasselmann)エッカート・エンド・ツィーグラーCEOは「SKバイオファームの前臨床・臨床プログラムにGMP認証アクチニウム-225を供給できることを大変嬉しく思う」とし、「アクチニウム-225は次世代RPT開発に不可欠な核心RIの一つであり、抗がん治療薬の発展に寄与できることを意義深く受け止めている」と語った。

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