Dong Kook Lifescienceは中国のティエンユー製薬(Zhejiang Tianyu Pharmaceutical)と戦略的パートナーシップに向けた業務協約(MOU)を締結したと1日に明らかにした。
今回の協約により両社は、Dong Kook Lifescienceの主力製品である造影剤を中心に、中国現地でのマーケティング・営業・流通分野で協力する。中国市場導入後には共同臨床、認可取得の協力まで拡大する計画である。
Dong Kook Lifescienceは韓国の画像診断分野を代表する企業で、磁気共鳴画像(MRI)・コンピューター断層撮影(CT)造影剤に加え、Lunitの人工知能(AI)ソリューション、日本のキヤノンの超音波装置、米国ホロジックの3D乳房撮影装置などに対する生産・営業・マーケティング・流通の体制を備えている。韓国の造影剤市場でシェア1位を記録しており、日本・欧州など25カ国で認可を確保した。
同社は今回の協約を基盤に、MRI造影剤の新薬共同開発、原薬の共同開発、製剤の輸出など7分野の本契約締結を追加で協議する予定である。
世界の造影剤市場は年平均5%以上で成長しており、2031年の市場規模は約17兆4000億ウォンに達する見通しである。
ティエンユー製薬は中国浙江省台州に本社を置く製薬企業で、医薬品の開発・製造・販売を主力とする。昨年の売上高は約27.5億元(韓国ウォン5709億ウォン)を記録した。
パク・ジェウォンDong Kook Lifescience代表は「中国の先導企業が当社の造影剤の競争力を確認し、協力を提案した点で意義が大きい」と述べ、「今回の協約を機に中国内需市場とグローバル市場への展開速度を高め、クアンタムジャンプの転換点をつくる」と語った。
ティエンユーグループのトゥ・ワンルー社長は「Dong Kook Lifescienceの優れた造影剤と新規事業を中国市場に導入し、両社がともにグローバルへと飛躍する契機になる」と述べ、「技術協力を通じて相互にウィンウィンできる だろう」と期待を示した。