パク・チャンフム・ハンリム大学春川聖心病院耳鼻咽喉科教授の研究チームが開発した宇宙生物学研究搭載体「バイオキャビネット(BioCabinet)」と参加研究陣。/ハンリム大学春川聖心病院

ハンリム大学チュンチョン聖心病院は、パクチャンフム耳鼻咽喉科教授の研究チームが開発した宇宙生物学研究搭載体「バイオキャビネット(BioCabinet)」が次世代中型衛星3号機に搭載され、27日にヌリ号の4回目の打ち上げを通じて宇宙へ向かうと24日に明らかにした。

地球では疾患が発生すると即時に治療が可能だが、宇宙では迅速な診療が難しく、地球への帰還には多くの時間と費用がかかる。バイオキャビネットはこうした限界を克服し、宇宙空間で生体組織を迅速に製作し疾患の反応性を確認できる「宇宙医療技術」を実証することを目標としている。

バイオキャビネットは重さ55㎏、大きさ790×590×249㎜で、バイオ3Dプリンターと幹細胞分化培養器を含む先端研究搭載体である。宇宙環境で自動的に人間の人工心臓を製作できるよう設計された。任務遂行期間は60日であり、細胞状態と研究目的に応じて最長1年まで延長が可能だ。

搭載体には2種類のバイオモジュールがある。1番目のモジュールは、逆分化心臓幹細胞を用いて心臓組織を3Dプリンティングし、細胞が自律的に収縮して拍動する過程を観察する。この細胞は人の体細胞を心筋細胞と組織へと成長する原始細胞である幹細胞に逆分化させたもので、実際の心筋細胞とほぼ同一の機能を再現できるため、人体に実際に活用可能な人工心臓組織体である。

2番目のモジュールは扁桃(Tonsil)由来の幹細胞を使用する。扁桃は人体から大量に幹細胞を採取できる組織で、免疫機能および幹細胞の生存力が高く、多様な細胞に分化する可能性が高いため血管細胞への分化が可能である。宇宙環境でも安定的に血管分化を確認できれば、地上および宇宙で血管疾患の治療に活用できる。

パクチャンフム教授は「宇宙開発は当座の収益が出るわけではないが、CT(コンピューター断層撮影)・MRI(磁気共鳴画像)・インターネットのように将来巨大な波及力を持つ技術を生む『夢を糧に生きる分野』だ」と述べ、「持続的な国家的投資が必要であり、今回の研究を機に大韓民国の宇宙医生命工学分野の新たな章を開く」との抱負を明らかにした。

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