写真右側に見えるオリオン星雲ほど想像力を刺激する宇宙の風景は稀だ。オリオン座にあるこの巨大な星雲は、肉眼でもかすかに見えるほど明るい。星雲は星間物質と水素で構成された雲であり、ここで星(恒星)が生まれる。オリオン星雲は地球から最も近い恒星密集地域である。オリオン星雲の輝くガスと塵は、熱く若い星々を取り囲んでいる。
オリオン星雲はメシエカタログでM42に指定された。メシエカタログはフランスの天文学者シャルル・メシエが編纂した110個の星団、星雲、銀河の目録である。M42は約40光年(光年・1光年は光が1年かけて進む距離で約9兆4600億km)の大きさである。太陽が天の川銀河の外縁の渦状腕に位置するのと同様に、M42も1500光年離れた巨大な星間分子雲の縁にある。
写真左側で青い光に輝く領域は、オリオン星雲から30光年離れたNGC 1977星雲である。内部にある大の字の赤い形状が走っている人に似ているため、しばしば「ランニングマン星雲(running man nebula)」と呼ばれる。二つの星雲は、天の川銀河近傍にある膨大な恒星生成物質のごく一部にすぎない。天文学者はこの恒星のゆりかごの中で多数の幼年期の太陽系を確認した。
今回の写真は13日(現地時間)に米航空宇宙局(NASA)が運営する「今日の天体写真(Astronomy Picture of the Day)」サイトに掲載された。今日の天体写真は米連邦政府のシャットダウン(業務一時中止)により先月1日に「魔女のほうき星雲」を最後に写真掲載が中断された。幸い12日にシャットダウンが終了し、その間に掲載されなかった写真が公開された。
シャットダウンは9月30日までの与野党対立のなかで暫定予算案の処理が不発に終わり、10月1日から始まった。43日間続いた今回のシャットダウンは最長記録を更新した。米上院は10日、政府シャットダウン終結のための重要な措置である「持続的歳出および延長法」法案を60対40の採決で可決し、続いて米下院が12日に222対209で法案を通過させた。その後、ドナルド・トランプ米大統領が法案に最終署名し、法案は直ちに施行された。
トランプ大統領は法案署名後、「署名によって連邦政府は今や正常に運営を再開し、行政府と議会は国民の生活費を引き下げ、公共の安全を回復し、経済を成長させ、すべてのアメリカ人がアメリカで住みやすい環境を再びつくるための努力を続ける」と述べた。