COSMAXはインドネシア西ジャワの国立パジャジャラン大学(UNPAD)薬学部が新設する化粧品特化の学士課程に産業界代表として参加すると、28日に明らかにした。
今回設けられた課程は、皮膚・毛髪に関する基礎研究から化粧品処方開発、安全性と有効性評価など研究・開発全般を教育する。COSMAXは大学教育と産業現場を連携し、現地化粧品産業の研究・開発能力を高めることに協力する計画だ。
COSMAXは学科の開設とともに発足した産・学・官協力プログラム「ABG(Academia-Business-Government)」にも産業界パートナーとして参加する。大学の研究成果を企業へ移転し、実際の製品と事業へつなげることがプログラムの目的である。
現地の天然資源を活用した共同研究も拡大する。COSMAXインドネシアとパジャジャラン大は、ドリアンを発酵して作るインドネシアの伝統食品「ッテンポヤ(Tempoyak)」を活用した抗酸化素材の開発を推進する。紅麹(Angkak)の発酵技術を用いた美白および機能性化粧品素材も共同で研究する予定だ。
学生が研究結果を実際の生産工程まで結び付けられるよう、パジャジャラン大キャンパス内に教育用生産施設「ティーチングファクトリー(Teaching Factory)」を構築することも支援する。COSMAXは通年のインターンシッププログラムも運営し、優秀な学生を現地のR&D人材として採用・育成する方針だ。
インドネシアは10月に化粧品を含む製品のハラール認証義務化が予定されており、現地の食品医薬品庁に当たるBPOMの関連規制も強化される中で、原料と処方、品質・安全性などを理解する専門人材の需要も拡大している。
チョン・ミンギョンCOSMAXインドネシア法人長は「現地の産学協力を継続的に拡大し、インドネシアの豊富な天然資源がグローバル市場で認められる高付加価値素材へと生まれ変われるよう、技術力を高度化する」と述べ、「COSMAXインドネシアは現地化粧品産業の新たな標準を提示し、未来の人材を育成する最良のパートナーとして地位を確立する」と語った。