新世界(004170)グループは、次月2日から5日までソウル・コエックスで開かれる「フリーズ・ソウル2026(Frieze Seoul 2026)」で「新世界ラウンジ」を運営すると26日に明らかにした。
新世界グループは今年から2030年まで5年間、フリーズ・ソウルのヘッドラインパートナーとして参画する。今回のラウンジは長期協力の最初のプロジェクトである。
新世界ラウンジではフランス作家、ポール・コックス(Paul Cox)の特別展《L'Immensité du Quotidien: The Monumental Everyday》を披露する。核となる展示は、コックスが数年間、毎晩、日常の風景や光、色彩などを不透明水彩で記録してきた「Diary」連作である。新世界はこのうち336点を一カ所に集め、世界初公開する。個別作品を連続的に配置し、ひとつの大型風景として鑑賞できるように構成する。
ラウンジ外観にもコックスの作品を活用する。代表作の一つである「Diary 16 05 26」を大型イメージで実装し、会場を訪れた観覧客を迎える。
今回のフリーズ・ソウル参加は、新世界が長年続けてきた文化・芸術空間戦略の延長線上にある。新世界は1963年に新世界ギャラリーを開き、百貨店内で国内外の美術作品を紹介してきた。本店の屋上には現代美術作品を展示する野外彫刻公園「トリニティガーデン」を運営しており、スターフィールド「ピョルマダン図書館」、新進作家を発掘する「オープンアート公募展」、朝鮮ホテル&リゾートの「アートツアー」など、系列会社別の文化コンテンツも拡大している。
商品販売が中心だった流通空間を、顧客が長く滞在し文化とコンテンツを体験する場所へと変えようとする戦略である。新世界は今回のフリーズ・ソウルでも、商品やブランドの広報を前面に押し出すのではなく、展示空間を直接構成し、グループの空間・コンテンツ企画力を示す計画だ。
一方、2022年にアジアで初めて始まったフリーズ・ソウルは今年で5回目を迎える。今年の行事には世界30の国家・地域から130余りのギャラリーが参加する。昨年は48カ国から約7万人の観覧客が会場を訪れるなど、ソウルを代表する国際アートフェアとして定着した。
新世界グループ関係者は「今回のフリーズ・ソウルを訪れる観覧客が新世界ラウンジで馴染みある一日を一時的に見慣れないものとして見つめ、その中の美しさを発見する体験を享受することを期待する」と述べた。