22日、ソウル江南区の新世界百貨店江南店で、モデルが新規カフェ「カテゴリック」を紹介した。「カテゴリック」は新世界百貨店のF&Bバイヤーが専門バリスタと共同企画したスペシャルティブリューイングカフェで、顧客が嗜好や感性を発見できるよう工夫したのが特徴。/新世界百貨店提供

国内の百貨店で単一売上1位の店舗である新世界百貨店江南店が再び飲食ブランドの入れ替えに踏み切った。新世界百貨店江南店の食品館コンテンツは、デザート中心の「スイートパーク」と美食中心の「ハウス・オブ・新世界」、食品館をリニューアルした「新世界マーケット」が相次いでオープンし、昨年リニューアルを終えた経緯がある。流通業界では、新世界百貨店が話題性と集客力の高いF&Bブランドへ再編したとみている。ファッションや雑貨、リビングカテゴリーの高級化とは方向性が異なる形だ。

28日流通業界によると、新世界百貨店江南店は11階の専門飲食街に、高級豆を活用したスペシャルティコーヒーブランド「カテゴリック(Categorique)」を新たに披露する計画だ。カテゴリックはスペシャルティブリューイングを基盤としたコーヒーブランドである。新世界百貨店が企画段階から参加した。単に飲料を販売する空間ではなく、顧客が自らの嗜好と感覚を発見できるようにした点が特徴だ。新世界百貨店の関係者は「それぞれ異なる嗜好の中で見いだす『小さな正解』という意味を込めて作ったブランド名だ」と述べた。

地下1階スイートパークに入店したブランドも一部が顔ぶれを変える。過去にSPA衣料ブランドH&Mがあった場所には「ポムポムプリン」カフェが開業する。ポムポムプリンカフェは日本のキャラクター企業サンリオの人気キャラクター、ポムポムプリンを活用したテーマカフェだ。キャラクターファンを中心に消費者が継続的に流入する可能性が大きい。飲料販売のほかに記念品(グッズ)購入需要も一部見込んでいる。SNS認証の口コミ(バイラル)効果も期待できる部分だ。

最近人気を集めている中国のプレミアムミルクティーブランド、チャジー(CHAGEE)も入る。テイクアウト需要が多いブランドで回転率が高い点が特徴だ。最近はソーシャルメディア(SNS)を中心に消費認証が多いブランドでもある。

新世界百貨店江南店のスイートパークに出店する「チャジ」店舗。/ヨン・ジヨン記者

新世界百貨店が直接運営する高級洋食レストラン「カサパボ」は退き、代わりに米国のメキシカン・ファストカジュアルブランド「チポトレ」が入る。これによりカサパボは新世界百貨店会賢店(本店)に続き、江南店でも場所を明け渡すことになった。流通業界では、百貨店直営ブランドによる差別化より、消費者流入効果が検証されたブランドを前面に押し出す動きと解釈した。

F&B業界では、集客力と話題性の高いブランドへ再編する過程とみている。F&B業界の関係者は「チポトレもチャジーも若い世代が好み、バイラル(口コミ)が起きやすいところだ」とし、「大衆的に容易にアクセスできるブランドとみることもできるため、新世界百貨店が飲食部門のブランド戦略で高級化より話題性に焦点を合わせたようだ」と述べた。

新世界百貨店は最近、飲食コンテンツを増やし強化することに注力している。百貨店が商品を販売する空間を越え、消費者の嗜好と体験を提案する複合コンテンツ空間へ進化する過程で、飲食コンテンツが消費者の滞在時間と満足度を高める中核カテゴリーとみなされているためだ。

流通業界では、今回の改編が単なるブランドの入れ替えを越え、江南店が「美食の目的地」としての役割を強化する過程とみている。買い物のための訪問だけでなく、飲食コンテンツ自体が訪問目的となる空間へ進化しているとの分析だ。流通業界の関係者は「飲食カテゴリーがしっかり整っていてこそ、百貨店自体が集いや出会いの場となり、そのほかの消費促進へとつながる」と述べた。

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