CJ ONSTYLEはグローバルAI企業Anthropicの企業向け生成AIソリューション「Claude Enterprise」を全社の公式AIプラットフォームとして採用すると17日に明らかにした。ChatGPTショッピングサービスを通じてAI基盤の顧客体験の高度化に乗り出したのに続き、企業運営全般にもAIを適用し、人工知能を中核的な競争インフラとする戦略である。
ClaudeはOpenAIのChatGPT、グーグルのGeminiなどと競合する生成AIサービスである。文書作成・要約・分析・コーディングなど知的業務全般を支援するAIアシスタントとして活用される。とりわけ企業向けサービスであるClaude Enterpriseは、組織単位でAIを導入できるよう、セキュリティ管理、データ統制、管理者機能などを強化した点が特徴だ。コンフルエンス、ジラ(Jira)、MSオフィスなど主要業務システムと連携でき、業務生産性と実行速度を高めるのに活用される。
今回の導入は、CJ ONSTYLEが昨年の社内AIカンファレンス「AI CON」で明らかにしたAIネイティブ転換戦略を実行に移す過程である。CJ ONSTYLEはAIを単に業務時間を減らす道具とは見なさず、企業の運営方式そのものを変える中核手段と捉えている。これにより顧客体験、働き方、組織文化全般をAI中心に再編している。
成果も可視化しつつある。先月に披露したChatGPTショッピングサービスをはじめ、AIを通じてCJ ONSTYLEアプリ・ウェブに流入した顧客数は1月と比べ約4倍に増えた。
CJ ONSTYLEは業務特性に合わせてショートフォームコンテンツ制作、トレンド分析など多様な業務にAIを接合している。先に実施した概念実証(PoC)では、放送字幕の類型化自動化や放送中のチャットボット構築など反復業務で生産性の改善効果を確認した。
CJ ONSTYLEは組織全般にAI活用文化を拡散するため、専任組織「AI効率化ラボ(LAB)」も新設した。AI効率化ラボは現業部門とともに業務上の非効率を見つけ、AI基盤の自動化課題を遂行する組織である。テック組織が作ったシステムを現業が単に使う従来の方式から脱し、現業が直接課題を定義しAIで解決する構造を作ることに重点を置いた。
CJ ONSTYLE関係者は「AIはもはや顧客体験の革新を越え、企業競争力を決定する中核インフラになっている」と述べ、「顧客がAIを通じて商品を発見し購入する体験から、役職員がAIとともに働く業務環境までを包括するAIネイティブ企業へと進化していく」と語った。