訪韓する外国人観光客の増加と国内外の旅行需要の回復を追い風に、ホテル業界が1〜3月期に好業績を上げた。ソウルの主要ホテルを中心に高い稼働率が続くなか、客室価格(平均客室単価・ADR)が上昇し、収益性が改善している。

28日、関連業界によると、パルナスホテル&リゾート、ロッテホテル&リゾート、ロッテ観光開発など主要ホテル企業は、今年1〜3月期に最大の売上高と営業利益を記録した。外国人観光客の増加や"ホカンス"(ホテルで過ごすバカンス)需要の拡大が業績改善につながったとの分析だ.

25日、ソウル鐘路区の光化門広場近くで外国人観光客が観光を楽しむ様子。/News1

GSグループのホテル事業を担う系列会社であるパルナスホテル&リゾートの今年1〜3月期の売上高は前年同期比39%増の1286億ウォン、営業利益は53%増の244億ウォンを記録した。1〜3月期として過去最大の実績だ。

昨年9月に開業したウェスティンソウルパルナスの運営安定化が業績改善を牽引したとの分析だ。ウェスティンソウルパルナスの1〜3月期の売上高と営業利益はそれぞれ317億ウォン、2億ウォンで、開業後2四半期で営業黒字を達成した。

ロッテホテル&リゾートは今年1〜3月期、売上高3484億ウォン、営業利益257億ウォンを記録した。売上高は前年同期比14.2%増加し、営業利益は黒字転換した。売上高・営業利益ともに1〜3月期として過去最大だ。

外国人観光客の増加とグローバル旅行需要の回復がホテル・免税事業の業績改善につながったというのがロッテホテルの説明だ。実際に今年1〜3月期の外国人宿泊客は前年に比べ約14.1%増加し、客室売上は10.2%伸びた。

ロッテ観光開発はカジノとホテル事業が同時に伸び、1〜3月期として最大の実績を更新した。1〜3月期の売上高は1562億ウォンで前年対比28.1%増となり、四半期売上が1500億ウォンを超えたのは初めてだ。営業利益は121%増の288億ウォンを記録した。済州ドリームタワーカジノの来訪者増、外国人VIP需要の拡大、ホテル稼働率の上昇などが複合的に作用したとの分析だ。

ロッテホテルソウルの全景。/ロッテホテル&リゾート提供

最近、外国人観光客の流入が着実に増加し、ソウルの主要ホテルの客室予約競争が激しくなっている。とりわけミョンドン、カンナム、ヨイドなどの中核商圏のホテルは高い客室稼働率(OCC)を維持し、客室価格も上昇傾向だ。一部ホテルでは週末・休日など繁忙期の客室料金が過去最高値を記録する場面もあった。

ホテルズドットコムなどグローバルオンライン旅行社(OTA)で販売中の主要5つ星ホテルの直近の週末客室料は100万ウォン前後まで高騰した。フォーシーズンズ、ジョソンパレスソウル江南、ソウル新羅ホテルは約110万ウォン、シグニエルソウルは約100万ウォンの水準だ。フェアモントアンバサダーやパークハイアットソウルなどは90万ウォン台で価格が形成されている。

ジョンソンホテル&リゾートも外国人観光客増加の効果を得た。今年1〜3月期の売上高は1685億ウォンで前年同期比2.4%増加し、営業利益は39億ウォンで116.7%増加した。外国人観光客の増加により稼働率が上昇し、客単価も改善した。

ホカンスなど国内旅行需要の増加もホテル業界の業績改善を下支えしているとみられる。中東での戦争の余波で航空券価格が上昇し、海外の代わりに国内旅行へ目を向ける消費者が増えるなか、コンサートやスポーツ大会など大型イベントが相次ぎ、宿泊需要もともに増加する雰囲気だ。

通常、2四半期からホテルの繁忙期が本格化する点を踏まえると、業績改善の幅がさらに拡大するとの見方が出ている。とりわけ休暇シーズンと夏休み、秋夕(チュソク、韓国の中秋節)連休などが重なる3四半期は、ホテルおよび旅行業界の年間最大の書き入れ時とされる。

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