5月の子どもの日を迎えた流通業界がいわゆる「童心マーケティング」を前面に打ち出し、消費者との接点を広げてブランド認知度の強化に乗り出した。単なる製品割引にとどまらず、子どもと家族が一緒に参加できる体験型イベントまで多様なプログラムを用意する様子だ。
5日、業界によると製パン・カフェ業界は子どもに馴染みのあるキャラクターを活用した新製品を相次いで打ち出している。パリバゲットはアギサンオ(ベイビーシャーク)キャラクターを保有するThe Pinkfong Companyと協業し、「海の中のアギサンオケーキ」を発売した。ケーキの内側はチョコレートクリームとクランチで構成し、サメ家族が住む海中の雰囲気を表現した。また、ポロロと仲間たちが遊園地で楽しい時間を過ごす様子をデコレーションで再現した「ポロロと遊園地へ行こう!」ケーキも併せて出した。
トゥーサムプレイスはペンギンキャラクター「ピングー」と手を組み、ケーキ、飲料、アイスクリームなど多様な製品を発売した。昨年冬の限定版グッズが好評を得たことから、協業範囲を食品カテゴリー全般へ広げた。代表商品はピングーの姿をそのまま生かした「ピングー チョコファッジケーキ」だ。専用モールドを活用し大型と小型ケーキでそれぞれ発売し、1人世帯も負担なく購入できるよう選択肢を広げた。このほか、サクサクとした食感を生かしたシェイクとアイスクリーム製品を披露した。
子どもの嗜好度が高いチキン業界も連休に合わせて割引プロモーションと社会貢献活動を並行している。bhcチキンを運営するダイニングブランズグループは今月17日まで割引イベントを実施する。イベント期間、品目別に毎日最大8000ウォンの割引クーポンを提供し、クーポン利用顧客を対象にチキン引換券とモバイル金額券などの景品を抽選で進呈する。
BBQチキンを運営するジェネシスBBQグループは疎外された隣人や辺境地域を直接訪ね、チキンを届ける「チキンリレー」を実施した。江原道チョンソンのチュンサン小学校に、黄金オリーブチキン、クランチ骨なしクラッカー、クリームチーズボールなど代表メニュー50人分を届けた。
キョチョンチキンを運営するKyochon F&Bも、慶尚北道ポハン市北区のキブク小学校とチュクチョン小学校で、学生33人と教職員を含む計62人にチキンを提供した。現場にはフードトラックを配置し、「シングルウィング3種(醤油・レッド・ハニー)」130個とウェッジポテト40個をその場で調理して渡した。
家族連れの顧客が多く訪れる百貨店業界は体験型イベントとセールを併せて準備した。現代百貨店はディズニーコリアと協業し、全国の百貨店とヒョンデアウトレット店舗で「トイ・ストーリー」をテーマにしたイベントを開く。売り場をトイ・ストーリーのコンセプトで装飾し、フェイスペインティング、風船進呈など家族客向けのイベントを実施する。
貿易センター店には高さ7.6mの大型フォトゾーンを設置し、ウッディ、バズ、エイリアン(リトル・グリーン・メン)など人気キャラクターの造形物を配置して来場者が写真を残せるようにした。イベントの感想を投稿した顧客には抽選で300万ウォン相当の旅行商品券も提供する。
ロッテ百貨店は映画「スター・ウォーズ」の世界観を体験できる「キッズアートステーション」を用意した。蚕室ワールドパーク広場には映画のキャラクターを活用した高さ10mの造形物を設置し、子ども美術大会も開いて会場の雰囲気を盛り上げた。百貨店全店舗では約50のキッズブランドを対象に最大30%の割引特典を提供する。
またロッテ百貨店は26日まで蚕室ロッテワールドモール地下1階で、約300種のボードゲームを最大70%割引で販売する「コリアボードゲームズ」ポップアップストアを開催する。
新世界百貨店は全店舗で35の児童ブランド商品を最大50%割引で販売する「キッズ・イン・ワンダーランド」イベントを実施する。大邱店、大田店、議政府店などには家族写真を撮影できる「プビラセルフィーボックス」を用意し、センタムシティ店のボナッツと江南店のザ・フューチャーショップではブランドのポップアップイベントも運営する。
ホテル業界は家族連れの顧客を狙ったパッケージ商品を打ち出した。ロッテホテル済州は家庭の月に合わせ、ファミリーツインルームと大人2人・子ども1人の朝食、ハローキティ椿人形を提供する「ハローキティ カメリアエディション」を披露した。三世代家族や多子世帯向けの「マルチジェネレーション プールヴィラ」パッケージも併せて用意した。
ハンファホテル&リゾートは宿泊と食事、付帯施設の利用を一度に楽しめる「オールインクルーシブ」パッケージを販売する。客室と食事、アクティビティ入場券を組み合わせた商品で、プールやサウナ、テーマパークなどを併せて利用できるよう構成した。