売上基準で韓国4位のビューティーODM(製造者開発生産)企業であるC&C Internationalが新工場の設立に着手し、基礎化粧品を網羅する「総合ODM」への体質転換を加速している。
先にC&C Internationalは昨年、プライベートエクイティのアセントエクイティパートナーズなどに買収される過程で新世界フードから500億ウォンの投資を誘致し、業界の注目を集めた。C&C Internationalはこれまで事業ポートフォリオがカラー化粧品分野に偏っていたが、新工場を通じて基礎化粧品の生産能力を大幅に拡大し、安定的な売上拡大と収益性の確保を図る計画だ。
10日、金融監督院によると、C&C Internationalは最近の公示で、清州工場の新築工事に1年7カ月間で790億ウォンを投資すると明らかにした。会社は2023年に270億ウォンを投じて工場用地を確保し、昨年8月には忠清北道・清州市と投資協約を締結して行政的支援などを確保した経緯がある。
清州の新工場は忠清北道清州セントラルバリー一般産業団地内の約6万3894平方メートル(約1万9300坪)の用地に造成される。C&C Internationalの既存の国内の華城・龍仁工場の用地を合わせたものより6倍以上大きい規模だ。会社は来年9月に新工場が竣工すれば、年間の総生産能力が現在より10億個増の14億5000万個まで拡大するとみている。
C&C Internationalは昨年10月、プライベートエクイティのアセントエクイティパートナーズが代表を務める「ビューティーシナジー2025私募投資」に買収された。この過程でイーマート系列の新世界フードも当該私募投資に500億ウォンを出資した。
C&C Internationalは被買収の過程で第三者割当の有償増資を通じ、1450億ウォンの新株発行代金を確保した。当時会社はこのうち450億ウォンを清州新工場に、1000億ウォンは他法人の持分取得などに活用すると明らかにした。その後、プロジェクトの具体化に伴い、新工場の投資規模は450億ウォンから790億ウォンに増えた。
C&C International関係者は「当初は一部の生産ラインのみを構築した後、段階的に増設する計画だったが、想定より初期受注量が増えると判断し、最初から生産量を追加で確保することにした」と説明した。
C&C Internationalはこれまで、リップやアイメイクなどポイントメイク中心のカラーODMとして業界内で存在感を高めてきた。ロレアル、エスティローダー、ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー(LVMH)など世界の大手化粧品企業をはじめ、多様な国内外のインディーブランドを顧客として抱えているとされる。
ただしカラー製品はトレンドの変化が速い分、ヒット商品の成否によって業績の変動性が大きいとの指摘が継続的に出てきた。足元ではKビューティーの成長軸が北米・欧州へ広がるなか、現地需要がスキンケア中心の基礎製品へと拡張する流れも鮮明になっている。
こうした中でC&C Internationalは新工場の設立を通じて基礎化粧品の生産能力を大幅に拡大し、総合ビューティーODMへと飛躍する構想だ。基礎製品は顧客の継続的な再購入が行われるおかげで、ODM業界の安定的な売上源として評価されている。会社関係者は「清州新工場は急増するグローバル受注をより安定的に確保できる前進基地になる」と述べた。
国内化粧品ODM4位のC&C Internationalは2024年に売上2829億ウォン、営業利益290億ウォンを記録した。前年に比べ売上は28.4%増えたが、営業利益は9.7%減少した。2025年は第3四半期まで累計で2153億ウォンの売上を上げた。
同期間にビューティー関連ODM業界1位の韓国コルマ(その他事業含む)とCOSMAXの売上高はそれぞれ2兆669億ウォン、1兆7978億ウォンを記録した。業界3位のCosmecca Koreaは売上4625億ウォンで、1、2位と3、4位の差が大きい。
ハン・ヨンヒ・グロースリサーチ研究員は「C&C Internationalは新工場を通じて基礎化粧品の競争力を強化する予定だ」とし、「カラーと基礎化粧品が統合されるトレンドに合わせ、機能性カラー化粧品など新製品を投入できる競争力まで確保されると期待される」と語った。