11番街は今年の堅調な実績改善を踏まえ、来年は顧客獲得戦略を強化すると26日に明らかにした。無料メンバーシップサービス「11番街プラス」の特典を拡充し、SKテレコム「Tメンバーシップ」やSKプラネット「OKキャッシュバック」などSK関係会社とのマーケティングも活性化する予定だ。
パク・ヒョンス11番街社長は23日、キョンギ・クァンミョン市の11番街社屋で構成員向けタウンホールミーティングを開き、新年の戦略方向を発表した。パク社長は「今年の厳しい環境の中でも11番街は毎月850万人以上の顧客が継続的に訪れるプラットフォームとして定着した」と述べ、「新年にはより多くの顧客が信頼して購入する『信頼のプラットフォーム』へ成長させる」と語った。
今年1〜3四半期の11番街の営業損失は前年同期比約45%(237億ウォン)減少した。11番街は10四半期連続で赤字縮小の流れを続けている。主力事業の「オープンマーケット」部門は21カ月連続(昨年3月〜今年11月)で黒字を記録しており、今月も黒字が見込まれる。リテール事業でも営業損失を縮小する趨勢だ。
来年は高い水準の収益性改善と同時に顧客流入を最大限拡大する計画だ。無料メンバーシップサービス「11番街プラス」の特典を改善し、SKテレコム「Tメンバーシップ」やSKプラネット「OKキャッシュバック」などSK関係会社とのマーケティングを活性化して顧客の利得を増やす予定だ。
また、価格調整プロセスをシステム化し、「オンライン最安値」商品中心の販売を継続的に推進していく方針だ。顧客の購買履歴などに基づきパーソナライズした検索結果を提供する「文脈コマース」も強化する計画だ。将来の「人工知能(AI)ショッピング」に備えるため、データ構造を整備する作業も進める。
パク社長は「今年、11番街は全構成員が努力し、収益性重視の体質改善を着実に成し遂げた。ここに顧客獲得による成長戦略を本格化させれば、2026年に一段の飛躍を実現できる」と述べ、「市場競争力の確保に向けて全力を尽くす」と付け加えた。