韓国消費者院は、市場で流通・販売中の哺乳瓶洗浄機6事業者の8製品でマイクロプラスチックは検出されなかったが、表示されていない具体的な試験条件を明記するよう勧告した。
25日、消費者院が市販の哺乳瓶洗浄機8製品について使用前・使用後のマイクロプラスチック検出可否を確認した結果、いずれもマイクロプラスチックは確認されなかったと調査された。
新品を内容物なしで3回空運転洗浄した後、最後の排出水でマイクロプラスチックの検出可否を測定した結果、試験対象の全製品で検出限界以下を記録した。実際の使用環境と同様に洗剤とガラス製哺乳瓶を用いて100回以上洗浄機を使用した後に、哺乳瓶と排出水のマイクロプラスチックの検出可否を測定した際も、いずれもマイクロプラスチックは出なかった。
ただし8製品すべてが販売先などで「マイクロプラスチック不検出」という文言を使用している状況で、各社が詳細な試験条件などを適切に表示していない点が指摘された。消費者が情報を誤認する可能性があるためである。これを受け、消費者院は調査対象の6事業者に対し、マイクロプラスチック試験・検査に関する具体的な条件を明示するよう勧告した。
「電気用品及び生活用品安全管理法」に基づく必須表示事項を守っていない製品もあった。電気用品は、製品または包装にモデル名や製造年月など製造時期が分かるよう表示しなければならない。しかしソベマム製品(ZMW-STHB01)はモデル名が確認できず、デルリパン製品(DEL-BW9)は製造時期が分かる表示が不十分だった。消費者院は当該事業者に対し、必須表示事項を順守するよう是正を勧告した。
消費者院は今回の調査結果を国家技術標準院と共有し、哺乳瓶洗浄機製品に関する安全基準の強化を要請した。消費者院関係者は「市場に投入される新種製品を継続的にモニタリングし、危害要因が確認される場合は積極的に措置する」と述べた。