CJ ONSTYLEは2025年12月23日、今年のモバイルライブコマース(ライブ配信)の年間累計ユニークビジター(UV・純視聴者)が8000万人を突破したと明らかにした。過去最大で、韓国の成人人口約4000万人を基準にすると、1人当たり年間2回の頻度でライブ配信を視聴した計算になる。
ライブ配信の注文データを分析した結果、MZ世代の注文比率が51%で半数を超えた。商品を検索・比較してから詳細ページを確認する方式より、コンテンツを視聴中に商品を見つけ、ワンクリックで購入まで至る消費パターンが鮮明になっているとの分析である。
売上比重はビューティー・ファッション・リビング・家電など高関与商材が高かった。特に客単価20万ウォン以上の注文が全体売上の3分の1を占めた。十分な説明と使用体験を伝えるコンテンツ型ライブ配信が高価格・高関与商品の購買につながったとの評価である。
会社側はライブ配信の成果を押し上げた要因として、今年本格化した「コンテンツIP(知的財産権)ユニバース」戦略を挙げた。CJ ONSTYLEはモバイルのライブ配信を中心にコンテンツIPを今年54件まで拡大し、ショートフォームとインフルエンサーコマースを連携した。2025年3四半期までのライブ配信累計取引額は前年同期比52.2%増加した。
視聴者とブランドの反応も良好だった。ライブ配信の通知申請累計顧客数は前年より79%増え、TVING・インスタグラムなど外部チャネルへ拡散したショートフォームを通じて流入した顧客数は77%増加した。今年のライブ配信運営ブランド数は2023年比で2倍に増え、初のローンチチャネルとしてライブ配信を選択したブランド数も前年より30%増加した。
CJ ONSTYLE関係者は「今年はライブ配信を中心にショートフォームとインフルエンサーまで包摂する発見型ショッピングのエコシステムを拡張した」と述べ、「今後は韓国内にとどまらずグローバルでも通用する映像コマースの競争力を高度化し、Kライフスタイルを牽引するグローバルなコンテンツコマース事業者へ進化していく」と語った。