ロッテ七星飲料が公正委CPでAA等級獲得

ロッテ七星飲料は22日、公正取引委員会が主催した「2025 公正取引 自主遵守プログラム（Compliance Program・CP）等級評価」でAA等級を獲得したと明らかにした。

CP等級評価は、公正取引委員会が公正取引自主遵守プログラムを導入してから1年以上経過した企業を対象に、前年度のCP運用実績に基づいて等級を付与する制度である。CP導入および運用方針の策定、最高経営陣の支援、教育・訓練プログラム、プログラムの有効性評価と改善など計7項目を評価し、等級を付与する。

ロッテ七星飲料は、最高経営者がCP導入と運用全般を直接主導し、自主遵守文化の定着に強い意志を示した点が高く評価された。

公正取引に関する主要イシューとリスクを定期的かつ直接的に最高経営者へ報告する体制を構築し、意思決定段階からコンプライアンス要素が反映されるようにした点も認められた。また、職級別・部署別の特性を反映したカスタマイズ型教育を定例化し、代表取締役などの上級役員を含めた全従業員を対象に公正取引教育を強化した。

公正取引に関するリスクを事前に識別・管理する監視体制を整備し、内部点検とモニタリングを通じて潜在的な危険要因を早期に発見・改善する先制的な管理システムを運用した点も肯定的な評価を受けた。

一方、ロッテ七星飲料は2019年に飲料業界で初めて「腐敗防止マネジメントシステム（ISO37001）」を導入し、2021年には飲料業界で初めて「コンプライアンスマネジメントシステム（ISO37301）」の認証を取得した。