CJ フレッシュウェイがイタリアのプレミアムブランド「フラテッリ・ロンゴバディ」の流通拡大に乗り出す。オンラインとオフラインを横断するマルチチャネルの強みを基盤に、プレミアム食材の流通競争力を強化する方針だ。
15日、CJ フレッシュウェイによると、ロンゴバディは1988年に設立されたイタリアのトマト加工食品ブランドで、高度化された生産設備と流通履歴追跡システムを基盤に品質と安全性で評価されてきた。韓国国内ではCJ フレッシュウェイが輸入・流通を担っている。
CJ フレッシュウェイが今年1〜3四半期に取り扱ったロンゴバディ商品の累計流通量は前年同期比234%増となった。顧客数は今年11月時点で前年の約5倍に増えた。CJ フレッシュウェイは2024年2月にロンゴバディの国内流通権を確保して以降、外食フランチャイズとレストランを中心に流通を拡大してきた。直近ではリテールとオンラインまで販路を広げ、B2BとB2C市場を横断する体制を構築した。
CJ フレッシュウェイは11月にコストコへロンゴバディを入店させ、10月からはGSリテールでも販売を開始した。800g×4個入りのバンドル商品と400gの単品をそれぞれ供給し、家庭用食材需要に積極的に対応している。自社運営のNAVERスマートストアでも家庭用商品の品ぞろえを広げており、外食店舗には2.55kgの大容量商品を供給する。チャネル別のニーズに合わせた規格を多様に運用する一方で、調達・在庫・物流を統合管理し、品質と供給の安定性を確保する方針だ。
商品ラインアップも速やかに拡大している。運用中の品目は15種類だ。CJ フレッシュウェイはトマトホールをはじめ、オリーブオイル、豆加工品、パスタソースなどロンゴバディのプレミアム食材群を継続的に拡充している。とりわけ「ロンゴバディ エクストラバージンオリーブオイル」は、オリーブ油生産に特化したイタリア現地工場で製造される製品で、高い支持を得ている。
CJ フレッシュウェイ関係者は「ロンゴバディは外食事業者と一般消費者の双方にとって魅力的なブランドだ」と述べ、「当社の流通・物流の強みに基づき商品競争力を引き続き強化し、韓国の顧客がイタリア正統ブランドの味と品質を多様なチャネルで享受できるよう、グローバルパートナーシップを拡大していく」と語った。