9日(現地時間)、サウジ・ジュベイルのサビック本社で行われた契約式で、サムスンE&Aのナムグン・ホン(左から2人目)社長とサビック・アグリニュートリエンツのファハド・ミスフェル・アル・バタル社長が契約書に署名している。/サムスンE&A提供

サムスンE&Aがサウジアラビアのサビック・アグリニュートリエンツ(SABIC Agri-Nutrients)が発注した「SAN-7プロジェクト」に関するEPC(設計・調達・建設)契約を締結したと11日に明らかにした。

金融監督院の電子公示システムによると、今回の事業規模は約35億ドル(約4兆7000億ウォン)である。サムスンE&Aが単独で工事を担い、2030年の竣工を目標に進める。

今回のプラントはサウジ東部のジュベイル工業団地に建設される。天然ガスを活用して日量3500トン(t)のアンモニアを加工し、これを基に1日当たり7700トンに達する尿素肥料(Urea)を製造する計画である。生産された肥料は全量を海外に輸出する予定だ。とりわけ、燃焼後炭素回収(PCCC)技術を導入し、アンモニア製造過程で発生する二酸化炭素を肥料合成の原料として再利用するよう設計した。

9日(現地時間)、サウジ・ジュベイル所在のサビック本社で開かれた契約締結式には、サムスンE&Aのナムグン・ホン社長をはじめ、サビックのファイサル・モハメド・アル・ファキール社長、サビック・アグリニュートリエンツのアブドゥラフマン・アル・ファギ会長とファハド・ミスファル・アル・バタル社長など、両社の中核経営陣が出席した。

現場位置図。/サムスンE&A提供

発注元であるサビック・アグリニュートリエンツはサビックの肥料専門の子会社である。サムスンE&Aは過去、エチレンオキサイド・エチレングリコール(EO/EG)、ポリプロピレン(PP)などサビックの中核プロジェクトを成功裏に完遂し、工期短縮と優れた技術力を証明してきており、こうした信頼が今回のSAN-7プロジェクト受注につながったというのが会社側の説明である。

アンモニア・肥料設備はサムスンE&Aの代表的な主力分野の一つで、現在は米国でも低炭素アンモニア建設事業を推進中である。足元ではグローバルな食料安全保障不安とサプライチェーンの混乱により、食料生産の中核である肥料関連投資が世界的に増加する趨勢だ。サムスンE&Aは独自の技術力と豊富な施工経験、モジュール化および工程自動化などの革新工法を接合し、事業の差別化を図る計画である。

サムスンE&Aの関係者は「サウジで遂行する、長年の信頼関係にある発注元の主力商品に関するプロジェクトだ」と述べ、「技術力と経験を集約してプロジェクトを成功裏に遂行することで、グローバルな肥料プラント需要の増加に積極的に対応する計画だ」と語った。

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