家主が行方をくらまし、漏水やボイラー故障などを適時に修理できないチョンセ(韓国特有の賃貸制度)詐欺の被害賃借人は、今後、ソウル市から最大500万ウォンの修繕費支援を受けられる。
ソウル市はチョンセ(韓国特有の賃貸制度)詐欺被害住宅の安全管理支援の対象を、従来の建物共用部分から世帯内部まで拡大すると30日明らかにした。
支援対象は「チョンセ(韓国特有の賃貸制度)詐欺被害者支援及び居住安定に関する特別法」に基づき「チョンセ(韓国特有の賃貸制度)詐欺被害者等」と認定された賃借人のうち、被害住宅に実際に居住し、家主の所在が不明であるか連絡が途絶えている場合である。
ソウル市は漏水・防水、断熱、暖房・配管、電気、サッシなど、安全の確保や被害復旧が急がれる工事について、世帯当たり最大500万ウォンまで実際の工事費を支援する。単純なインテリアや、許認可が必要な構造変更工事は支援対象から除外する。
工事の緊急性は申請後に専門家の現場点検を経て判断する。家主と連絡が取れなくても、世帯内部の修理は当該賃借人が直接申請できる。
従来実施していた建物共用部分の修理と消防・エレベーターの安全管理支援も継続する。共用部分の維持補修費は住宅の世帯数に応じて最大2,000万ウォンまで支援する。共用部分および安全管理の支援は、チョンセ(韓国特有の賃貸制度)詐欺被害者が全体世帯の3分の1以上である住宅の代表が申請しなければならない。
今回の支援拡大は、5月のチョンセ(韓国特有の賃貸制度)詐欺被害者法改正で地方自治体の被害住宅管理権限が拡大されたことによるものである。
申請は通年で随時受け付ける。書類審査と現場点検を経て支援対象に選定されれば、決定通知日から40日以内に工事を終え、竣工書類を提出してはじめて支援金を受け取れる。
申請はソウル市居住福祉課のメール、またはソウル中区西小門路124ソウル市庁西小門2庁舎を訪問して行えるほか、郵送での受け付けも可能である。詳細はソウル市全月世総合支援センター(02-2133-1200~1208)で案内を受けられる。
ミョン・ノジュンソウル市住宅実長は「家主が行方をくらました被害住宅で、漏水やボイラー修理まで賃借人が負担せざるを得なかった死角地帯を減らす」と述べ、「被害者の日常回復に向けた実質的な支援を強化する」と語った。